「意図的な歪曲や捏造ではありません」 『週刊金曜日』が「舞の海氏の“排外発言”記事についての見解」を発表

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週刊金曜日

6月6日、『週刊金曜日』がサイトに
舞の海氏の「排外発言」記事についての見解
http://www.kinyobi.co.jp/news/?p=3056[リンク]
という文章を掲載した。

5月9日号の『アンテナ』欄8ページに掲載した記事
“昭和天皇万歳”集会で 舞の海氏が排外発言
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140522-00010000-kinyobi-soci[リンク]
が5月22日にネット配信されて以後、この記事を非難する声がネットで広がり、意見の電話が3本あったという。

記事では

「外国人力士が強くなり過ぎ、相撲を見なくなる人が多くなった。NHK解説では言えないが、蒙古襲来だ。外国人力士を排除したらいいと言う人がいる」と語ると、参加者から拍手が湧いた

とあり、ネット上では
「講演の動画を見ると、排外というよりはむしろ、モンゴル人力士を称える内容の講演だ」
「記事は都合よく切り貼りしている」

という意見が多くみられたとのこと。これに対して、

当日取材した会場や参加者の雰囲気も踏まえて記事化したもので、意図的な歪曲や捏造ではありません。

としている。また、

そもそも記事の趣旨である「昭和の日をお祝いする集い」について考えないと言葉の意味は伝わりません。主催のNPO法人「昭和の日」ネットワークの役員には石原慎太郎氏や櫻井よしこ氏らも名を連ねています。中国、朝鮮半島に対して差別的・好戦的発言を繰り返している人たちです。最大の差別・排外行為は戦争という殺人行為です。日清戦争、日露戦争、太平洋戦争などで、多くの日本人や外国人が昭和天皇のために亡くなりました。それを正当化する集会そのものが排外的な意味を帯びています。

といったものや

「昭和の日、素晴らしいじゃないですか」という“抗議”の電話もいただきましたが、そもそもこの集会に違和感を持たない方に、舞の海氏発言への違和感は共有できないのかもしれません。

といったような記述も。最後は

今後ともより正確な記事の提供に努めたいと思います。

という文章で締めくくっているが、今回示された見解については議論になりそうである。

参考動画:舞の海秀平さんが相撲漫談@昭和の日お祝いする集い(Youtube)
http://youtu.be/sdzqi28XBgM?t=59m5s[リンク]

※画像は『週刊金曜日』のサイトより

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Taka

元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。

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