日本でもブームが来るかも? 海外で人気の“緑茶飲料”を飲み比べ
日本ではペットボトル入りでも親しまれている定番の飲料、“緑茶”。海外でもヘルシーな飲み物として最近では人気なのだそうですが、海外で売っている緑茶飲料は日本とちょっと違う特徴が。みんな甘いんです。筆者も海外旅行先で二日酔いになった朝、緑茶を売っていたので買って飲んでみたところ……「ぶへっ、何これ甘い!」と驚いた記憶が。そんな甘い緑茶飲料、今後日本でもブームになるかもしれませんよ。『Amazon』で購入できるので各種飲み比べてみることにしました。
欧米でメジャーな『Arizona GREEN TEA with GINSENG and HONEY』
欧米でメジャーな緑茶飲料が『Arizona GREEN TEA』。緑茶なのに「アリゾナ」、でも缶のデザインはオリエンタル。アメリカのARIZONA BEVERAGES社の製品です。グラスに移すと、まあまあ緑茶っぽい。
原材料は次の通り。
ろ過水を使っていれたプレミアムな緑茶
コーンシロップ
ハチミツ
クエン酸
天然香料
人参エキス
アスコルビン酸(ビタミンC)
「GINSENG and HONEY」と商品名にあるとおり、GINSEN(朝鮮人参)とハチミツが入っている点がヘルシーさをアピール。でも日本人には違和感ありますよね。
飲んでみます。
うん、甘い。でも筆者が以前飲んだものより、思ったより甘さは控えめ。ハチミツの風味が効いてなかなかおいしいです。朝鮮人参が入っているとクセがありそうですが、それほど存在を主張しないので特に問題ありません。紅茶に砂糖を入れるように、甘い緑茶も慣れてしまえば受け入れられそうです。
トロピカルな『Hawaiian Sun GREEN TEA LYCHEE WITH GINSENG』
ハワイのメーカー、HAWAIIAN SUN PRODUCTS社の『GREN TEA LYCHEE』。ライチ緑茶……。缶のデザインはオリエンタル調ですが、どこかトロピカルな雰囲気。グラスに移すと、こちらも緑茶っぽい色。
原材料は次の通り。
水
甘藷糖
高果糖コーンシロップ
緑茶
天然ライチ香料
アスコルビン酸(ビタミンC)
クエン酸
人参
こちらも朝鮮人参が入っているようです。
飲んでみましょう。
うーん、甘酸っぱい。甘さは控えめですが、酸味とライチの風味がライチの甘みを思い起こさせるので、緑茶というよりは後味のさっぱりしたライチジュース、というイメージ。フルーツの味に緑茶が負け気味で、これが緑茶と言われると困惑してしまいますが、飲料としては成立しています。このメーカー、ほかにアップル緑茶も出しているそうです。
お茶の専門家による『グリーンティー&マスカット』
リプトンから発売されたばかりの緑茶飲料が『グリーンティー&マスカット』。パッケージには「世界の茶の専門家リプトンがプロデュースした、新スタイルのグリーンティーをお楽しみください」とあり、なんだか安心感があります。グラスに移すと、ほかの製品より薄い色。どちらかというとマスカットっぽいイメージ。
原材料は次の通り。
砂糖・果糖ぶどう糖液糖
ぶどう果汁
緑茶
香料
酸味料
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
国内で製造している製品ですが、やはりこちらも甘い緑茶飲料。当然ですが国内のスーパーやコンビニで購入できる製品です。リプトンが手がける緑茶飲料ということで期待が高まります。
飲んでみます。
ほう! 飲んだ瞬間、「これ緑茶だ!」と分かるスッキリした味わい。後からマスカットの風味とほのかな甘さが追いかけてきて、スっとなくなる不思議な味です。緑茶とフルーツ、バランスが絶妙だとよく合うんですね。緑茶の渋味と清涼感をちゃんと生かせているのがポイント。
飲んだ後には「プハー!」と、やっと日本人好みの緑茶飲料にたどり着いた安堵の息が漏れてきます。暖かくなるこれからの季節、冷蔵庫でよく冷やしてゴクゴク飲むとおいしく飲めそう。
欧米で人気の甘い緑茶飲料、日本人には入門編として『リプトン グリーンティー&マスカット』がオススメ。甘い緑茶がやみつきになってきたら、海外製品も取り寄せていろいろ楽しんでみてはいかがでしょうか。
ARIZONA BEVERAGES
http://www.drinkarizona.com/[リンク]
HAWAIIAN SUN PRODUCTS
http://www.hawaiiansunproducts.com/index.html[リンク]
グリーンティー&マスカット(リプトン)
http://www.liptonchilled.com/product/500/greenteamuscat.html
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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