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仏・国際漫画祭で出展中止の“日本側団体と宗教の怪しい関係

政治・経済・社会
仏・国際漫画祭で出展中止の

今回は『やや日刊カルト新聞』からご寄稿いただきました。
※すべての画像が表示されない場合は、http://getnews.jp/archives/509694をごらんください。

仏・国際漫画祭で出展中止の”日本側団体”は幸福の科学がらみ

フランス南西部のアングレームで1月30日~2月2に開催された「アングレーム国際漫画祭」で、韓国側の従軍慰安婦ネタ出展に対し、日本の「論破プロジェクト」が「従軍慰安婦の強制連行はなかった」と主張するマンガの出展を予定していたものの、主催者側からの要請で中止に。産経新聞などが「韓国の政治宣伝はOKなのになぜ日本の政治宣伝はダメなのか」と声高に報道しましたが、そもそも「論破プロジェクト」は幸福の科学がらみのプロジェクトで、代表者も信者。メインキャラクターは幸福実現党幹部のマスコット。従軍慰安婦問題とはまた別の宗教的“政治宣伝”の側面を強く持っています。

■問題の多い宗教団体

「論破プロジェクト」の出展中止をめぐる騒動は、1月30日に産経新聞が〈「慰安婦漫画」韓国OK、日本ダメ 仏国際展 主催者「政治的な宣伝」〉*1と報じたことで、日本でも注目されました。

*1:「「慰安婦漫画」韓国OK、日本ダメ 仏国際展 主催者「政治的な宣伝」」 2014年01月30日 『msn産経ニュース』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140130/erp14013021050006-n2.htm

31日、日本の政治家たちがこの問題に反応。岸田文雄外相が記者会見で不快感を表明すると、菅義偉官房長官は韓国政府が同漫画祭を主導していると批判。片山さつき参議院議員は、Twitterで「明日欧亜局呼びます早期事態収拾を!」と息巻き、ブログでも「論破プロジェクト」を擁護する発言をしています。

確かに、「韓国の政治宣伝はOKなのになぜ日本の政治宣伝はダメなのか」という議論や、そもそも従軍慰安婦問題をめぐる史実とは何なのかといった議論に火をつけて当然の出来事に思えます。

ところが、実は「論破プロジェクト」は、幸福の科学がらみの団体です。幸福の科学は、批判者や批判的な報道をしたメディアに対して威嚇訴訟や業務妨害行為を行ったり、施設建設に反対する周辺住民を恫喝したり、教育基本法で禁じられている政治教育を行うなど法的・倫理的に非常に問題がある学校「幸福の科学学園」を運営していたり、複数の大学の学祭で正体を隠して偽装伝道を行ったり、教祖・大川隆法総裁が存命中の人物の霊を降ろしたと称して批判的な人物を誹謗中傷したり恫喝したり、著名人の霊を降ろしたと称して勝手に書籍化して宣伝に利用したり。非常に問題の多い宗教団体です。

最近では、大川総裁は堺雅人の霊を勝手に降ろして喋らせました。私藤倉が堺雅人の所属事務所に確認したところ、「初めて聞いた。もちろん、堺雅人の名を使うことを許可していない」とのことでした。

こうした宗教団体がからんでいるとなると、政府や国会議員が従軍慰安婦問題を巡る議論だけを切り抜いて「論破プロジェクト」を支援するかのような発言を行うのは、歴史認識云々以前の部分で、国際的にも恥ずかしいのではないでしょうか。

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