ハンディカムシリーズ最高峰!『HDR-AX2000』を触ってみた

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AX2000


「高画質・高音質・操作性。すべてにこだわった、“ハンディカム”の頂点」と銘打たれた『HDR-AX2000』が登場!今回はその感触をお伝えします。

– ”ハンディカム”シリーズ初のAVCHD方式で高画質

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『HDR-AX2000』は“ハンディカム”のフラッグシップモデルとして、初めてAVCHD方式(ビデオカメラでハイビジョン映像を記録する規格のひとつで、いろいろなメディアに対応可能)を採用しています。記録はすべてメモリーカードで、最高レート24Mbpsによるフルハイビジョンである1920×1080ピクセルでの記録が可能になっています。

– 『Gレンズ』と『“Exmor”3CMOSセンサー』が織り成す“一段上”の画質
ソニー製品ではおなじみとなった『Gレンズ』。色にじみの低減や高コントラスト、自然なボケ味など、高画質を実現化するためのノウハウが継承されています。

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35mm換算で29.5mmの広角から、連続可変の光学20倍ズームが可能となっているのですが、想像以上のディテールを見せてくれるだけではなく、かなり滑らかで高速なオートフォーカスを堪能することができます。ちなみにF値はF1.6-3.4とかなり明るい範囲をフォローしています。

通常は1枚のCMOSセンサーで光をとらえ映像化を行いますが、『HDR-AX2000』では、R・G・B(赤緑青)の色成分をそれぞれ独立した『“Exmor”3CMOSセンサー』としてとらえています。このことで自然な色再現性が高くなっているのも特徴です。また、「デュアルノイズリダクション」のおかげか、暗部の撮影でも目立ったノイズを感じることがなかったのも印象的でした。

– 見た目とうらはらに、とにかく手軽!
誰もがその第一印象に驚くのは、見た目と持ったときのギャップ。

一言で言うと、「軽い」んです。

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このセミプロ~業務用クラスのハンディカメラは重いというイメージがありますが、『HDR-AX2000』は約2.1kgと、大きさの割には持ったときについ拍子抜けする感じです。その軽さゆえ、アームホルダーで支える一般的なスタイルも、上部ハンドルでぶら下げるスタイルでも、自然な形で撮影が行えるので被写体に注目できるというメリットが大きいと感じました。

身軽さは良いけれど、安定感が出ないんじゃないの?という方も光学「アクティブ手ぶれ補正」も付いているので安心です。

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また、完全にメモリーメディアへの記録を前提としている事も軽量化に一役買っているのかもしれません。ちなみにSDメモリーカードまたはメモリースティックDuoが2枚同時挿し可能になっています。

– 細部まで行き届いた気遣い
かなりのボタンの数が配置されていますが、オートでもかなりの画が撮れてしまうのがこの製品のポテンシャルであり、良さとも言えそうです。

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気遣いの数だけボタン・端子が有ると言っても過言ではありません。マニュアルフォーカシングはもちろんのこと、NDフィルターの選択や6つのプリセットボタン、3連リングにゲイン、ホワイトバランス、独立したマイクレベル、XLR端子2つの実装などなど、かなりの数の設定が可能となっています。

16:9比率3.2型の「エクストラファイン液晶」は92.1万ドット相当でかなりの見易さ。タッチパネル対応なので、録画した動画の確認なども簡単なのです。

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また、付属の動画管理ソフト“Content Management Utility”では、非常に簡単に動画の取り込みを行えますが、プログレッシブ24p/30pにも対応しているので確認ももちろん容易です。このあたりも、セミプロ・ハイアマチュア向けのみならず、多くのユーザーへの配慮が伺えます。

そんな『HDR-AX2000』、店頭小売価格は35万円~40万円程度となっているようです。こだわりの映像に興味のある人にはオススメしたい一品です。

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オサダコウジ

慢性的に予備校生の出で立ち。 写真撮影、被写体(スチル・動画)、取材などできる限りなんでも体張る系。 アビリティ「防水グッズを持って水をかけられるのが好き」 「寒い場所で耐える」「怖い場所で驚かされる」 好きなもの: 料理、昔ゲームの音、手作りアニメ、昭和、木の実、卵

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