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【東京モーターショー】未来のクルマはこんな形? 最新EV(電気自動車)FCV(燃料電池車)に注目!

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今回のモーターショーでは、ハイブリッド、プラグイン・ハイブリッドの次に来ると言われる実用的なEV(電気自動車)とFCV(燃料電池車)が数多く展示され注目を集めている。また、本気なのかネタなのか図りかねる斬新なコンセプトカーも見どころ。車体だけでなく、そのクルマが走る社会をあれこれ想像しながら見て回るのが楽しい、未来のクルマを紹介していこう。



最も奇抜なデザイン・コンセプトだったのは、未来の愛車を具現化したトヨタのコンセプトカー『FV2』。ハンドルではなく、ドライバーの体重移動によって運転し、必要な情報はフロントガラスに表示。音声認識や画像認識などによりドライバーの感情を推測し、おすすめの行き先を提案するなど、移動の楽しさを充実させるパートナーとなる。ボディとホイール部分は好みの映像を表示できるディスプレイになっており、より愛着を感じる存在に。仕様書には動力は記載されていないが、基本的には電動を想定しているらしい。この車体も一応モーターを積んでいて、時速15kmほどで自走できるとのこと(「運転できる」とは言っていない)。

某局の女子アナが運転操作を体験中。「TOUCH ME」と表示されているボディに触るとコックピットが開く……んだけど、実は後ろに立っているトヨタの人が、手が触れるタイミングに合わせてリモコン操作していたことをこっそり暴露しちゃおう。これがテレビの過剰演出ってやつか。あと、コンセプトとはいえ、これじゃ危険すぎて運転どころではないのでは? 「まぁコンセプトなので」と答えてくれたけど、いや、うん、そうだね……。クルマ離れが進む若者にも「Fun to Drive」に興味を持ってもらうためのクルマでもあるらしいのだが、少し斜め上に行き過ぎてしまった感がある。

一般公開日にはこちらの筐体で『FV2』の操作を体感できるWii Fit的なミニゲームが遊べる模様。スマホ用アプリをダウンロードして行ってみよう。



来年から国内外の市街地で実証試験が始まる予定のトヨタ『i-ROAD』。速度とハンドルの切り具合に応じて左右前輪の傾きをコンピュータ制御するアクティブリーン機構を採用。フォークリフトのような後輪操舵は非常に小回りが効き、バイクともクルマとも違う走行感覚が楽しめる。このような超小型EVが自動運転で走り回っている未来が一番想像しやすいかも。


世界初出展となったトヨタ『FCV CONCEPT』は、水素と酸素を反応させて発電し、モーターで走る燃料電池車。わずか3分の水素充填で500km以上の航続距離を実現し、ガソリン車と遜色ないレベルになってきた。トヨタではなんと2年後にもFCVを市販するという。価格は500万円を切るあたりまで落ちてくるかもしれない。FCVの開発は停滞しているのかと思っていたら、こんなに早く発売されるとは……。EV同様、充填施設の充実が普及のカギを握る。


ポップな箱型が目を引くダイハツの『FC 凸 DECK』は、液体燃料電池搭載の次世代ビークル。クルマ本体よりもむしろ、プラチナを使わず水と窒素しか排出しないダイハツ独自の燃料電池技術を売り込みたいようだ。交換の手軽なボトル式カートリッジで、非常時の家庭用電源にもなることをアピールしていた。水素、液体燃料、電気それぞれのインフラ規格争奪戦も激しさを増している。


BMWが日本EV市場に参入。『i3』は170馬力相当のモーターと22kWhのリチウムイオン電池を搭載し、1回の充電で最大160kmの走行が可能。車体にはカーボンを大胆に使用し、大幅な軽量化を実現。来年4月からの納車で価格は499万円~。高級車のブランドイメージでEVの普及促進を狙う。




ゴーン社長が特に力を入れて説明した日産の『ブレードグライダー』は、斬新な三角形状をしたコンセプトカー。2012年にル・マン24時間レースの『デルタウィング』でデビューしたこの三角形状は、理論上、空力特性や操縦性に優れるらしい(あまりいい結果は残していないが)。あくまでもレイアウト自由度の高いEVをアピールするためのコンセプトカーなのかと思ったら、製品化も視野に入れているというからビックリ。


初出展のテスラモーターズは、日本でも来春から納車予定の『モデルS』を展示。最高速度は200km、5時間の満充電で最大500km走る、ガチな実用的電気自動車。しかも電費は500km走っても1000円程度。EV最大の課題である航続距離の問題を克服するために、「バカ高い最高品質のリチウムイオン電池を大量に搭載する」というこれ以上なく分かりやすい方法をとったあたりにアメリカン・マッスルな精神を感じる。米自動車専門誌『モータートレンド』の2013年カーオブザイヤー受賞。ただ、このところ発火事故が相次いでいるとの報道もあり、安全面にやや不安も?

エンジン、変速機、シャフトといった機械類がなく非常にシンプルな車台。だからEVは上に載るハコ部分の自由度が高いのだ。床部に敷き詰められているのはパナソニック製のリチウムイオン電池。2トンを超える重量級ながら、0-100km/h加速は4.4秒と圧倒的。

計器類はすべてデジタル。操作もほとんどが17インチのタッチパネルに統合されて、スッキリしすぎなダッシュボード。初めて生で見たけど、こりゃすげぇ! 車内は広く、高級感溢れる内装。お値段は安いモデルでも500万円は下らないかと。



ヤマハはEV二輪車コンセプトの『PES1』と『PED1』を出展。パワーモジュールは共用で、非常にシンプル・軽量なつくりになっている。馬力や最高速度は一般的な200~250ccのバイクと同等になるだろうとのこと。初動のトルクが太いEVに変速装置は要らないのだが、それじゃツマラナイという人向けに、擬似的に変速感覚を楽しめるマニュアルモードを搭載しているのが特徴。コンセプトといってもスペックはかなり具体的に煮詰められており、市販一歩手前の試作車だ。



EVの波は商用車にも。日野自動車は小型EV商用車プラットフォームと、それを流用した『ポンチョ・ミニ』を出展。低公害・低騒音・底床なEV車は、都市型交通によくマッチする。同社のEV商用車は既に一部の宅配業者で使われている。走行距離は満充電でも40km程度しかないものの、宅配便の巡回は10kmぐらいで済むことが多いため、さほど問題にならないそうだ。

電動で「ウィーン、パカッ」と開く充電口にデザイナーの非凡なセンスが現れている。

※この記事はガジェ通ウェブライターの「ろくす」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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