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「ドラえもん」のひみつ道具を使ったアイデア思考法

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 「どこでもドアがあったら…」「タケコプターがあったら…」と、子どもの頃、「ドラえもん」の秘密道具に想いを馳せたことがある人は多いはず。むしろ大人になってからの方がドラえもんに頼りたくなってしまう場面もあるのではないだろうか。

 『仕事のアイデアはみんなドラえもんが教えてくれた』(青春出版社/刊)の著者であり、ビジネスコンサルタントの渡邊健太郎氏は、ビジネスを立ち上げたり、改善したりするときに「ドラえもんのひみつ道具」をヒントにしているという。
 本書では、ビジネスの面でひみつ道具を上手くヒントにして、新しい商品や新しいサービス、新しい売り方や売る仕組みを作る方法を、具体例を挙げながら紹介する。

 例えば「タイムふろしき」というひみつ道具。何でも包めば昔の状態に戻すことができる道具だ。例えばテレビを新品の状態に戻すことができ、小学生を赤ん坊にできる。一方、裏返しで包むと時間が未来に進む。テレビはもっと古くなり、卵がかえってヒヨコになる。
 すでにある商品やサービスの売上が伸び悩み、なんとか突破口を見出だしたい。安値競争に巻き込まれることなく、高額でも買ってもらえる商品を作りたい。こうした壁にぶち当たっとき、渡邊氏はドラえもんの道具を思い浮かべてアイデアを出すようにしているのだが、こんな時、使える道具が「タイムふろしき」だ。
 既存商品が売れなくなっているのであれば、従来のターゲットユーザーの時間を進めて、年齢層を高くする。具体的には、子ども向けの商品であれば、大人向けにアレンジするということだ。いわば「おとな化」である。反対にターゲットユーザーの時間を戻して、年齢層を低くすることも有効。大人向けの商品を子ども向けにアレンジすること、すなわち「子ども化」となる。

 タイムふろしきと同じ発想で成功しているのが永谷園の「おとなのふりかけ」という商品だ。ふりかけといえば、子ども向けに戦隊シリーズやキャラクターふりかけなども販売され、子どもの食べ物という考え方が定着していた。そんなふりかけ市場に果敢に挑んだのが永谷園だ。わさび味のふりかけをラインナップに入れるなど「おとな化」して、商品名も「おとなのふりかけ」として売り出したところ大ヒット。それまで丸美屋が独占していたふりかけ市場のシェアを一気に奪ったのだ。おとな化することで、新しい市場を作ってシェアも奪えるという成功例だ。

 いいアイデアが思い浮かばないとき、商品の売れ行きが悪いとき、ドラえもんのひみつ道具から考えるというのは、新しいアイデアを呼ぶきっかけになるのかもしれない。
(新刊JP編集部)



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