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社長顔

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今回は神無久さんのブログ『サイエンスあれこれ』からご寄稿いただきました。

社長顔

これまでの研究から、男性の顔の横幅の長さを唇の上からまぶたの上までの長さで割った値(FWH:左写真の中心部にある長方形の横辺÷縦辺)は、思春期の男性ホルモンの影響を受ける結果、好戦性、積極性、威圧感、統率力といったいわゆる男らしさを特徴付ける指標と相関するのではないかと考えられてきました。

そこで、英・サセックス大学心理学教授のJamie Ward氏らは、同様の資質が必要とされる社長という職においても、成功しているかどうかとFWHが相関するのかどうかを、ロンドン株価指数で上位100社の最高経営責任者(CEO)のうち、女性7名を除く、93名の男性CEOのFWHを測定することにより調べました。すると予想通り、彼らのFWH(平均2.04、標準偏差0.16)は、年齢・性別を一致させた対照群(平均1.87、標準偏差0.15)と比べて、有意に高いことがわかったのです。

Ward氏らは、次に、30名の被験者に、上記93名のCEOの顔写真を見せ(写真の人物が誰なのかを知っていた場合は結果から除外する)、直感でその人間性を、威圧感、信頼性、積極性、魅力、成功してそうかなどの指標によって評価するよう求めました。するとFWHの高いCEOほど、威圧感があり、成功してそうな人だと判断されるという結果になりました。一方で、信頼性や積極性、魅力といった指標に関しては、このような相関は認められませんでした。

以上の結果から、FWHが高い男性ほど、威圧感、支配力といった点で社長の器だと期待され、実際に成功する可能性も高いことがわかります。将来は社長になって一花咲かせてやろうと思っている男性諸君、実際に行動を起こす前に、ちょっと自分のFWHを測ってみるというのはどうですか?

本研究は、6月7日付でBritish Journal of Psychologyに掲載されています(購読無料)。

「Increased facial width-to-height ratio and perceived dominance in the faces of the UK’s leading business leaders」 『WILEY ONLINE LIBRARY』
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/bjop.12035/abstract;jsessionid=A90B2C6974F2B35010D2AA1CD5258D2C.d03t04

執筆: この記事は神無久さんのブログ『サイエンスあれこれ』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年06月28日時点のものです。

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