なぜアメーバスマホは流行らないのか? 類似ばっかり 内輪ノリがサムい

ガジェット通信では過去に何度もサイバーエージェントのアメーバアプリを紹介してきたことがある。広報さんから「新しいアプリが出るんです!」とオススメされリリース前に見せてもらったり体験させてもらう。自社愛からか「凄い力入れていますんで!」とかなりの意気込んでいる。

昨年末はアメーバスマホのために山手線をジャックし渋谷駅にも広告を出していたことがあった。その期間はたった1か月でその間に使用した広告費は30億円だという。この広告企画を担当しているのは放送作家の鈴木おさむさんである。広告効果があったのかどうかは不明だが12個のアプリはイマイチ芳しくなく、『アメーバスマホ』が世間で話題だということはとんと聞かない。現在もテレビCMを放送しているが、良さが伝わらないのである。

数々のアプリをリリースしているが……

現在アメーバはウェブサービスではなく、アプリ開発に力を入れているようである。ウェブサービスでは『アメブロ』に『アメーバピグ』という人気サービスがあったが、アプリはどうだろうか。

アプリの方に目を向けて見ると、アプリの数は多いものの、大ヒットというアプリは出てきていないようである。それだけではなく、どこかで見たことのあるアプリもチラホラ……。先日ガジェット通信でも取り上げた『BOKETE!』の類似サービス『アメーバ大喜利』や『LINE』のようなメッセージやスタンプのやりとりができる『DECOLINK』という類似アプリがリリースされている。

もちろんオリジナルアプリもリリースされており、中でも人気声優を多数起用した『ガールフレンド(仮)』はテレビCMまで放映されている。このゲームも広報の方にプッシュされたのだが、いざリリースされてみるとユーザーの評価はイマイチである。

さて、なぜアメーバアプリはここまで人気を得ることができないのだろうか。多くのブログユーザーを抱えるアメーバならいとも簡単に人気アプリを作れそうなのだが。どうやら答えは層の読み間違いと、自社だけで盛り上がっていることに理由がありそうだ。

『アメーバブログ』の利用者は中高生から20代前半の女性が多いと聞く。しかしそこにギャルゲーを投入してもウケるはずがないだろう。また放映されているCMも誰がプレゼンしたのか分からないが、お茶の間おシラケムードな内容である。

女性向けアプリはそこそこ好調

逆に言えば『ガールズトーク』や『ペコリ』、『女子力UPコミュ – GIRLS UP』、女の子のためのブログアプリ『Candy』がウケが良いようだ。特に『Candy』は80万ダウンロードを突破しており、中高生の間でもプリクラみたいだと人気となっている。
いっそのこと女性向けアプリばかりをリリースした方が良い方向に向くのではないだろうか。

ネットの法則で、1人の女性に対して10人の男性が群がるという物がある。そういうコミュニケーションが形成できれば勝ちである。『LINE』も過去に人気があった『mixi』なども同じような法則で人気を得てきてる(それだけではないが)。

ノリが内輪?

最後にサークルのノリと内輪のノリをやめたらいいんじゃないかな……。もう少し客観的に製品を見つめ直す人が中に必要だと思われる。今のアメーバにはそれを指摘できる人がいないのだろうか。とにかくあのCMはサムい。

『お願いランキング』の不自然なアメーバ特集 この件について調べたら「鈴木おさむ」で繋がった

※画像はアメーバウェブサイトより引用。

元の記事:https://getnews.jp/archives/367943

※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]

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