余計なことをすると怒られる鉄板焼き屋に行ってみた
鉄板料理の楽しみは、出された食材を自分で焼いて適度な焼き加減と味加減で食べるところにある。あまり焼き慣れてない人の場合、店のスタッフに焼いてもらうこともできるのが普通だ。しかし、鉄板に出された肉や海鮮に少しでも触ろうものなら激怒されるという店がある。
少しでも鉄板に盛られた肉に触れようものなら、「なんでいじってんの! 絶対にいじらないでって言ったでしょ!」と怒られるのだ。その店は『大木もんじゃ』といい、JR日暮里駅から徒歩5分ほどの場所にある。「怖いけれど美味しい!」とクチコミで広まり、多くのリピーター客が訪れている。
この店ではコースを注文するのが普通で、カツオのたたきから始まり、カキの鉄板焼き、超厚切りロースのニンニク焼き、メンチカツと千切りキャベツ、特製もんじゃ焼きという流れで料理が出される。ビールやウーロン茶はセルフサービスで、勝手に冷蔵庫から取り出してコップに注いで飲む。
とにかくこの店が怖いといわれている理由は、店主の目が常に客席の鉄板に向けられている点だ。少しでも余計なことをしてしまうと、店主の怒りが飛ぶ。少しでも鉄板の料理に触ると「いじらないでって言ったでしょ!」、少しでも騒ぐと「大人なんだからうるさくしないでよ! ねっ!」と怒られるのだ。
しかしこの店、それほど怖いお店でありながら予約をとるのもかなり大変なのだ。なんと、2か月前から予約をしなくてはならず、ようやく予約をとれたとしても混んでいるので2時間しかいられない。それでも美味しいから客足が絶えない! つまり、2009年11月に予約をしても入れるのは2010年1月ということになる。
お店のスタッフによると、「ウチの店はテレビでも紹介されていますが、どちらかというとテレビを観てきたという人より、クチコミで来店するお客さんが多いですね」とのこと。本当に美味しい店はマスコミの報道よりもクチコミで人気を得ていくのかもしれない。
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