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【グルメレビュー】ロッテリアの『絶妙バーガー』は絶妙ではない

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美味しくなかったら返金します」と明言している異例のハンバーガーといえば、ロッテリアの『絶妙バーガー』だ。以前から美味しさを追求したという『絶品チーズバーガー』を売り出しているロッテリアの新作である。正直なところ、『絶品チーズバーガー』は絶品といえるほどの味わいを体験することができなかったが、今回はぜひともリベンジということで本当に美味しいハンバーガーを提供していただきたい。ということで、今回はロッテリアの『絶妙バーガー』のグルメレビューを掲載する。

・ハンバーグ(ミートパティ)パサパサしている
『絶妙バーガー』、ミートパティが絶妙であるがゆえのネーミングではないことを願いたい。『絶妙バーガー』のミートパティはジューシーさに欠け、パサパサ感が否めない。野菜やソース等がミートパティに染み込み、肉汁のなさをフォローしつつ美味しさを引き立てるということは某店の商品に多いが、『絶品バーガー』の野菜やソースでは水分や肉汁のなさを補うことができず、乾燥した食材であるバンズのパサパサ感もあって美味しさを味覚として感じるに至っていない。

・スライス玉ネギの味が強い
スライスされた玉ネギをバラしたものが2~3片ばかしサンドされている。野菜はほかにレタスとトマトがサンドされているが、とにかく玉ネギの風味が強すぎる。玉ネギ特有の苦味や辛味はホットドッグやハンバーガーには欠かせないものだが、ジューシーさがもともと足りないハンバーガーという特性があるため、玉ネギの旨味が他の食材に馴染むことなく味覚に直接刺激を与えてくる。ミートパティがジューシーではないと批評したが、その弊害が玉ネギにも出ているといえる。

・もっと良いパン(パンズ)があるはず
絶妙バーガーのパティは内側が丁寧に焼かれているため、香ばしい味を堪能することができる。パティの内側を焼くという調理方法は、パティに肉汁やソース、野菜の水分が吸収されにくくする役割もしている。だがしかし、もともとジューシーさに欠ける『絶品チーズバーガー』では、“こうばしさ” を演出してくれているが、内側を焼いたことによってパサパサした乾燥感を強調してしまっているし、せっかく丁寧に焼いた効果を生かしきれていない。また、ロッテリアのバンズのほとんどに共通して言えることだが、パンでの外側の表面は水分をより吸収しやすものにするべきである。ロッテリアのバンズの表面は、口の中に入れたとき、さまざまな食材が混ざり合う機会を邪魔している。

・全体的にジューシーではない
すでにジューシーではないハンバーガーとして批評しているが、もしこれが調理ミスでないのだとしたら、食材ひとつひとつを生かすために “あえて” 水分を減らしていると考えるしかない。確かに、ジューシーな食材よりも水分の少ない食材で調理したほうが、ひとつひとつの食材の味が強く出る。食材の味を生かすため、それぞれの食材が本来の美味しさを出すためにそのようにしているというのであれば、その方向性は良いとしても完成品は失敗作といわざるを得ない。ジューシーでもなく、食材の味(それぞれの風味の強さ)もバランスがよくないからである。

・ボリューム不足(ビジュアル含む)
『絶品チーズバーガー』が、あえてシンプルな食材とビジュアルで勝負に出た理由は理解できる。チーズとミートパティだけで勝負に出て、本当のチーズバーガーの美味しさを追求したものであることもわかる(美味しいかどうかは別として)。しかし、『絶妙バーガー』は何においても中途半端といわざるを得ない。究極の味を求めたのだとしても、客として購入して食べてみたとしても、何を追及し、どこを絶妙と感じればよいのか? このハンバーガーのどこを絶妙と思えばいいのか? そう考えると、ビジュアル的にもボリューム感に欠け、その見た目から予想できうる貧弱な味わいは、美味しくないとは言わないまでも、絶妙とは程遠い位置にあるハンバーガーといえよう。語弊があるかもしれないが、デカさをアピールしている『クォーターパウンダー』のような、どこかひとつパンチの効いたポイントが必要である。

<総論>商品開発会議で誰か止めなかったのか?
どうしてこのようなハンバーガーを作ってしまったのか?『絶品チーズバーガー』を絶品と感じなかった時点でこのようなことは予想できたが、あまりに絶妙ではなさすぎた。もちろん、自分で自分のハンバーガーを絶妙と言っていなかったら、ここまで思わなかっただろう。玉ネギレタスバーガーという名前だったら、こんなものだなと納得したはずだ(美味しいとは思わないだろうが)。絶妙というのであれば、商品企画会議で妥協してはいけない。誰かが止めるべきだった味だ。次の企画会議では、誰かが勇気を振り絞って「だめです」と言うべきである。これは妥協した味だ。とりあえず返金は求めない。返金しなかったぶん、1時間でいい。商品企画会議をじっくりやっていただきたい。

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