『およげ! たいやきくん』のモデルになったオジさん実在
『およげ! たいやきくん』は誰もが愛する昭和の名曲だ。毎日焼かれている “たいやき” が、突然に意思を持って海に逃げるものの、釣り人に釣られて食べられてしまうというストーリーの歌だ。フジテレビの子ども番組『ひらけポンキッキ』で流れるやいなや全国で大ヒット! 知らない人はいないという大ブームになったのである。
その『およげ! たいやきくん』に登場するたいやき屋と店のオジさんが実在するという事実をご存知だろうか? そう、歌の中でたいやきが焼かれていた店と、たいやきを焼いていたオジさんが実在するのである。その店は東京都港区麻布十番にある『浪花家総本店』(なにわやそうほんてん)。
この店は1909年(明治42年)から営業を続けており、薄い皮にたっぷりのあんこが入っているのが特徴。1枚150円で、土日となると2~3時間待ちになるほどの大盛況。平日でも2時間待ちのことがあり、その味は甘さひかえめで絶品だ。
『およげ! たいやきくん』に登場するオジさんのモデルになったオジさんは現在、厨房を若い衆にまかせ、店頭に立ってオジさんファン(?)に笑顔をふりまいている。このオジさんに会うために店を訪れる客もおり、『およげ! たいやきくん』効果はいまだにバツグンのようだ。
このオジさん、無口だが話しかけるとやさしく答えてくれる。気軽に声をかければ、きっと一緒に写真に入ってくれたり、いろんな話をしてくれるはずだ。ちなみに、店内で他の料理メニューと一緒にたいやきを注文すると、2~3時間も待たずに比較的早くたいやきを食べることができる。一度、どんな味がするのか行ってみてはいかがだろうか?
ちなみに『浪花家総本店』の周辺や麻布十番一帯には、デザートや菓子が美味しい店が数多くある。最適な散歩やデートコースとして、東京ミッドタウンからスタートして六本木ヒルズの内部を通り抜け、『浪花家総本店』のある麻布十番商店街へと向かい、麻布十番駅でゴールするルートを強くオススメしたい。きっと、独特なグルメと賑やかな麻布十番の雰囲気を楽しめるはずだ。
<お店データ>
店名: 浪花家総本店
住所: 東京都港区麻布十番1-8-14
電話: 03-3583-4975
定休日: 火曜日、第三水曜、祝日の翌日
営業時間: 11:00~19:00
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