台湾で人気?“グリーンアスパラガスのジュース”を飲んでみた

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台湾のコンビニで必ず見かける不思議な飲み物――それは『津津蘆筍汁』というグリーンアスパラガスのジュースです。「これ、飲む人いるの?」と思っていたのですが、髪の長い台湾の女の子が2本も持って歩いているのを目撃し、もしかしたらおいしいのかも……と試しに飲んでみることにしました。ついでに隣にあった『泰山緑豆椰果』も一緒に合計40NTドル(約130円)で購入。さて、いったいどんなお味がするのでしょうか?

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とりあえずは、飲む前に「原料」の欄をチェックしました。主原料は「蘆筍濃縮汁」、副原料は「水、砂糖、果糖、レモン酸」で、意外とシンプルに作られているようです。それにしても、果汁の濃縮ジュースならまだしも、グリーンアスパラガスの濃縮ジュースってどんなものなのかちょっと気になりますね。

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パッケージには『蘆筍小百科』という、アスパラガスに関する解説もありました。それによると、「アスパラガスは地中海岸原産で、何千年も前からヨーロッパで食されている。体の熱を下げ、渇きをいやし、疲労感を減少させ、体力を増強し、精神を旺盛にし、体質や生理機能を整えて新陳代謝を活発にし、美容によく健康を維持する(直訳)」などの効能があるとのこと。このあたりが、人気のヒミツなのかもしれません。

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グラスに注いでみると、白濁した薄緑色の液体です。意外なことに、味の第一印象は『マミー』。わずかな青臭さと、ホワイトアスパラガスの缶詰のようなにおいの混じっていて、例えるなら「きゅうりにハチミツを塗ったらメロン味になった」という感じ。後味もさっぱりしていて普通に飲めてしまいました。これは、日本のコンビニにあったら買う人もいるかも?

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さて、それでは『泰山緑豆椰果』のほうはどうでしょうか。「緑豆」は、ムング豆のことで、台湾ではスープなどによく使われているようです。「椰果」は、いわゆるナタ・デ・ココのこと。主原料は「緑豆、椰果」、副原料は「水、砂糖、天然香料」で、パッケージの写真を見る限りでは、ジュースというよりはスイーツのよう。「太いストローを使って飲めば、噛み応えたっぷりの緑豆とナタ・デ・ココがお口に広がります(意訳)」と書かれています。

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グラスに注ぐと、ムング豆とナタ・デ・ココがドボドボッと底に沈みます。さすがにパッケージ写真のようにたっぷりということはありませんが、かなりしっかりと固形物が入っています。味は、「ムング豆で作った冷やししるこにナタ・デ・ココが入っている」というイメージでしょうか。太いストローを使うようにという注意書きも当然で、「飲む」よりも「食べる」に近くわりとお腹にたまります。甘さはちょっとしつこいめ、でした。

台湾の街角には、ジューススタンドもたくさんありました。冬瓜と黒糖で作った『冬瓜茶』、真っ黒で独特のにおいのする『仙草茶』、そして日本でも人気のタピオカミルクティーなど、バラエティに富んだメニューは見ているだけで楽しくなります。いろいろ試してみましたが、「全体的に甘みが強く、たまにクセがあるものもあるけどわりとイケる」という評価に落ち着きました。もし、台湾を訪れることがあったら、旅のみやげ話にもなりますので、ちょっと変わったドリンクにチャレンジするのもいいかもですよ。
 
 
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Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

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