『倉敷ゲゲゲの妖怪館』で地獄直輸入『墓場の地獄果汁』を飲んでみた!

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堀割沿いに白壁の町並みが美しい歴史ある街・倉敷に、なんとあの『ゲゲゲの鬼太郎』が上陸したという情報を耳にした。そこには、等身大ガンダムならぬ“等身大ぬりかべ”も展示され、一反木綿(いったんもめん)も舞い踊っているという。「ほんまかいな!」と思いつつも、倉敷に立ち寄ったついでにウワサの真偽を確かめに行ってみることにした。

倉敷川沿いの美観地区から一歩入ったところにある本町通りは、昔懐かしい町家をリノベーションしたおしゃれな店やカフェも多く、新たな倉敷名所として注目されるエリアだ。この一角にある、倉敷デニムと和雑貨を扱う『本町倉敷屋』の前で、さりげなく立つ鬼太郎の姿を発見! よく見ると2階の窓から目玉親父の顔ものぞいている。

「いったいどうしてここに鬼太郎がいるんですか?」。さっそく、店長さんにお話をうかがってみることにした。

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「店の2階が『倉敷ゲゲゲの妖怪館』になっています。境港の『妖怪楽園』さんとのコラボレーションで、今年5月にオープンしました。ここでしか買えない倉敷発限定グッズもあるんですよ」。今回、『倉敷屋』とのコラボレーションで作られたのは、「品質本位 妖怪印」「登録商標 鬼太郎本舗」の文字と共に、鬼太郎と目玉親父の顔がプリントデニム地のトートバッグ(2100円、税込み)、前掛け(1500円(税込み)、そしてTシャツ(2520円、抜染タイプ3675円、税込み)の3種類だそう。いずれも、使いやすいシンプルなデザインに仕上げられている。

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「2階が『妖怪館』になっていまして、身長約2メートル20センチのぬりかべがおります。等身大かどうか? うーん、それはちょっとわかりませんけど(笑)」と店長さん。等身大ではなかったのは残念だが、天井に届きそうなぬりかべの大きさは圧倒的! 周囲には、お墓などの小道具もしつらえられて“妖怪ワールド”といった趣きだが、雰囲気はむしろほのぼのした感じである。お化け屋敷など、怖いモノが苦手な人が一緒でも心配しなくても大丈夫だ。

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壁には『妖怪道五十三次』なる浮世絵が展示されており、その前には『ふりかけばばあ』『ふりかけじじい』(各630円、税込み)や、「戦い続ける親父達へ」「妖力が衰え始めた妖怪のために」というコピーが魅力的(?)な栄養ドリンク『秘蔵版妖力全怪 目玉おや力EX』(525円、税込み)などが並んでいる。お菓子や飲食品、フィギュアや雑貨などの妖怪グッズは1500種類以上もあるというからすごい。妖怪ビジネス恐るべし、である。

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妖怪グッズを堪能して1階に下りると、店長さんがにっこり笑って「ごくろうさまです。これどうぞ」と手渡してくれた缶ジュースは『墓場の地獄果汁パイン』。恐る恐る「どんな味がするんですか?」と聞いてみると、「いやぁ、やっぱりえも言われぬ味と申しますか……」。

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缶の表面には、「地獄直輸入」「原産地だって? 長生きしたかったらそれは口にしないことだね」などの文字が躍る。恐る恐る飲んでみたら、ふつうにおいしいパイナップルジュースだった。他にも、『妖怪汁』『猫娘汁』『ねずみ男汁』などラインナップは充実、いずれも果汁10~20%ジュースだ。

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1階入り口付近には、一旦木綿の鳥居に「病気もなんにもない」と書かれた『妖怪神社』もある。おみくじには『おとな用』『こども用』が用意されており、いずれも100円。妖怪が神社になるというのも不思議な話だが、なんとなく元気に長生きできそうな気もする!? 
 
本町倉敷屋2階『倉敷ゲゲゲの妖怪館』
デニムと和雑貨『本町倉敷屋』の1階一部と2階スペースに作られた妖怪館。主に妖怪関連グッズを扱っているが、巨大なぬりかべを中心に妖怪ワールドも再現!? 狭いスペースながらも、コネタはぎっしり詰まっている。秋の大型連休に岡山方面に行く予定がある人は、立ち寄りスポットにいかが?

住所:倉敷市本町3-15『本町倉敷屋2階』
TEL:086-423-0181
営業時間:10時~17時 不定休
入館料:無料
 
 

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Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

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