めざましく活躍するアメリカの“中退”起業家、最新9選

めざましく活躍するアメリカの“中退”起業家、最新9選


今回は『PRFREAK』からご寄稿いただきました。
※すべての画像が表示されない場合は、https://getnews.jp/archives/312448をごらんください。

めざましく活躍するアメリカの“中退”起業家、最新9選

25歳以下の学生・若手社会人向け新規事業立ち上げプログラム「Digital Founders Japan」を開始し、キックオフイベントでリブセンスの村上太一社長に講演いただきました。

「企画:事業を手放そうと考えたーーリブセンス村上太一氏が語る「事業をやめない」方法(前篇)」 2013年03月21日 『SD Japan』
http://jp.startup-dating.com/2013/03/digital-founders-japan-taichimurakami-the-first-part

大学在学に起業する人が増えている空気を感じていますが、日米学生起業家を比較すると、ひとつ大きな違いに気付きます。リブセンスの村上社長のように日本では起業しても大学を卒業する一方で、アメリカの学生起業家があっさりと中退する人が目立ちます。

もしかすると、目立った活躍をする米国学生起業家に中退者が多いのかもしれません。今日は、今後の動向が気になる中退起業家を9人紹介します。

1. Facebook創業者兼CEO、マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏

めざましく活躍するアメリカの“中退”起業家、最新9選


画像:Mark Zuckerberg 『flickr from YAHOO!』
http://www.flickr.com/photos/jdlasica/7985194652/

オラクルのラリー・エリソン氏とアップルのスティーブ・ジョブズ氏は一世代前の大学中退起業家の代表格でしたが、最近ではマーク・ザッカーバーグ氏が最も有名でしょう。まあ知らない人はいないでしょうが、ねんのためリストアップ。

Forbesの世界長者番付で66位に名を連ねるマーク・ザッカーバーグ氏は、ハーバード大学在学中にFacebookを立ち上げると休学し、その後中退しました。

マーク・ザッカーバーグ氏と同室で、Facebookの共同創業者のダスティン・モスコヴィッツ(Dustin Moskovitz)氏も同じく中退しています。

2. Dropbox共同創業者兼CTO、アラシュ・フェルドウシー(Arash Ferdowsi)氏

めざましく活躍するアメリカの“中退”起業家、最新9選


画像:Arash Ferdowsi (Dropbox) 『flickr from YAHOO!』
http://www.flickr.com/photos/86921622@N00/1162823959/

人気メールアプリMailboxの買収を発表し、ますます注目のDropbox共同創業者兼CTOのアラシュ・フェルドウシー氏は、2007年にマサチューセッツ工科大学(MIT)を中退。ドリュー・ヒューストン(Drew Houston)氏が描いたDropboxのアイデアとデモコードに心動かされ、Dropboxの設立に参画。2008年9月にオンラインストレージDropboxをリリースしました。

昨年11月には全世界で1億ユーザーを突破しています。

3. Box共同創業者兼CEO、アーロン・レヴィ(Aaron Levie)氏

めざましく活躍するアメリカの“中退”起業家、最新9選


画像:Box.net CEO: Aaron Levie 『flickr from YAHOO!』
http://blog.prtimes.co.jp/yamaguchi/2013/03/drop_founder_9/

アーロン・レヴィ氏はカリフォルニア大学在学中の2005年に起業、中退。法人向けオンラインストレージサービスBoxをリリースし、昨年10月にはアクティブユーザー企業14万社、フォーチュン500社の92%が利用するまでに成長しました。

アーロン・レヴィ氏は最近、2014年にIPO予定だと発言し、その動向が注目を集めています。

4. Automattic共同創業者、マット・マレンウェッグ(Matt Mullenweg)氏

めざましく活躍するアメリカの“中退”起業家、最新9選


画像:Matt Mullenweg 『flickr from YAHOO!』
http://www.flickr.com/photos/laughingsquid/865998551/

W3Techs*1によると世界のCMSのシェア54.7%(世界のWebサイトの17.5%)を誇るWordpressの生みの親であるマット・マレンウェッグ氏は、CNETでの仕事に注力するために2004年にヒューストン大学を中退。その後、2005年にCNETを退社、WordPress.comを運営するAutomatticを設立しました。

*1:「Technologies | Usage of content management systems for websites」 『W3Techs』
http://w3techs.com/technologies/overview/content_management/all

5. Tumblr創業者兼CEO、デビッド・カープ(David Karp)氏

めざましく活躍するアメリカの“中退”起業家、最新9選


画像:David Karp 『flickr from YAHOO!』
http://www.flickr.com/photos/metasocial/6481047013/

2007年に開設すると、瞬く間にアメリカで有数のサイトに成長したTumblrのCEOのデビッド・カープ氏の経歴はかなりユニーク。17歳で高校を中退すると、単身で東京に乗り込み、わずか数カ月暮らしたとのこと。しかも遊んでいたわけではなく、その期間もUrbanBabyのエンジニアとして働いていました。当時まだ17歳なのに、驚異的です。

6.Spotify創業者兼CEO、ダニエル・エク(Daniel Ek)氏

めざましく活躍するアメリカの“中退”起業家、最新9選


画像:Daniel Ek of Spotify | Glasshouse’s pop idols 『flickr from YAHOO!』
http://www.flickr.com/photos/pearlkate/3934978969/

今、音楽業界に革命を起こすSpotifyのダニエル・エクCEOは、14歳で最初の企業を設立。Jajja CommunicationsやStardollのCTO、μTorrentのCEOを務めるなど10代からビジネス界で活躍する一方で、一方で、スウェーデン王立工科大学に進学するも中退しています。

7. Threadless共同創業者兼CEO、ジェイク・ニッケル(Jake Nickell)氏

めざましく活躍するアメリカの“中退”起業家、最新9選


画像:Jake Nickell’s WR Attempt 『flickr from YAHOO!』
http://www.flickr.com/photos/chrisgallevo/3913589833/

2000年にわずか1000ドルでデザイナーズTシャツECサイトThreadlessをスタートアップしたジェイク・ニッケル氏は、起業から2年後に美術学校を自ら去っています。2004年には売上高150万ドル、2006年には売上高650万ドルを記録。これまでにTeespring、BustedTees、TeePublicなど類似サービスが数多く立ち上がっています。

8. Codecademy共同創業者兼CEO、ザック・シムズ(Zach Sims)氏

めざましく活躍するアメリカの“中退”起業家、最新9選


画像:DLD13 conference Munich – “patterns that connect” – Germany January 20-22, 2013 『flickr from YAHOO!』
http://www.flickr.com/photos/dldconference/8399280138/

ザック・シムズ氏が2011年にコロンビア大学を中退し、オンラインでプログラミングが学べるCodecademyを立ち上げました。Codecademyのヒントは、クラスメートで共同設立者であるライアン・ブビンスキー (Ryan Bubinski)氏よりコーディングできなかったこと。昨年ヴァージン・グループ総帥リチャード・ブランソン氏などから1,000万ドル以上の資金を調達し、今では約200カ国で100万人以上のプログラマーから活用されるサービスに成長しています。

9. Gumroad創業者兼CEO、サヒール・ラヴィンギア(Sahil Lavingia)氏

めざましく活躍するアメリカの“中退”起業家、最新9選


画像:Sahil Lavingia and Big Omaha 2012 『flickr from YAHOO!』
http://www.flickr.com/photos/78729378@N08/7172534784/

サヒール・ラヴィンギア氏は18歳のときにデザイナーとしてPinterest に参画すると、南カリフォルニア大学をあっさりと中退し、ピンタレスト2人目の従業員ならびにトップデザイナーとなりました。しかし翌年には急成長中のPinterestもあっさりと退職し、誰でもデジタルコンテンツを超簡単に販売できるGumroadを立ち上げました。

Amazon.com、ネットスケープコミュニケーションズ、Googleなどにも投資したクライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズから700万ドルの資金を調達し、今後の成長が期待されています。

執筆: この記事は『PRFREAK』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年04月01日時点のものです。

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