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『VANQUISH』が『チームラボハンガー』に初音ミクを起用したワケは?『39LIVE 2013SPRING~みくとのかいこう~』トークセッションレポート

『39LIVE 2013 Spring ~みくとのかいこう~』トークセッション

2013年3月19日、Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2013-14 A/W』の関連イベントとして『39LIVE 2013 Spring ~みくとのかいこう~』が東京・渋谷ヒカリエにあるCOURTで開催。「ファッションとテクノロジーの融合」をテーマにしたトークセッションに、ジャーナリストの生駒芳子さん、アパレルブランド『VANQUISH』(ヴァンキッシュ)代表の石川涼さん、チームラボ代表の猪子寿之さんに、デジタルハリウッドから杉山知之学長と初音ミク映像専攻コースプロデューサーの北田能士が加わり、ファッションアイコンとしても登場するようになった初音ミクとテクノロジーの与える影響について意見を交わしました。

石川涼さん

『VANQUISH』は、渋谷109に入っている”お兄系”の代表的存在。店舗では商品を手にとるとセンサーが作動しディスプレイに映像が表示される『チームラボハンガー』やデジタルショーウインドウシステムを導入しています。
石川さんは「ユーザーが面白いと感じることををやり続けるのがリアル」と『チームラボハンガー』のプロジェクトに初音ミクを起用した意味を説明し、「洋服をキレイに並べるだけでは通販サイトのショーケースでしか成り立たない。店舗をアミューズメント化していくしかない」と述べます。

猪子寿之さん

『VANQUISH』店内の空間設計を担当したチームラボは、メイド喫茶『めいどりーみん』の内装なども手がけており、来店者とのコミュニュケーションを軸にした革新的なプロダクトを数々展開しています。
「テクノロジーがユーザーに力を与えた。たとえプロに興味を持ってもらえなくても、やり続けることが重要」と猪子さん。石井さん同様、マスメディアの評価に関わらずユーザーの興味を惹くプロダクトを作っていくことの重要性を強調しました。
ファッションについても、「社会構造のイノベーションが変われば、ブランドも作るプロセスも変わる。生産の仕組み、作る方法論、消費者の関係もスゴい勢いで変わるだろう。それら全てがデジタルテクノロジーがもたらしたもの」と述べ、「ショーの存在意義も問われる」と従来のファッションメディアのあり方にも言及しました。

「ファッションとテクノロジーの融合」トークの模様

『VOGUE』『ELLE』の日本版に携わり、『marie claire』の創刊編集長も務めた生駒さん。「ファッションの世界は新しいものが大好き。80年代からフセイン・チャラヤン、アレキサンダー・マックイーン、ジョン・ガリアーノらが洋服にテクノロジーを入れる試みをしてきた」と歴史を紐解きながら、イリス・ヴァン・ヘルペンやフランシス・ビトンティの3Dプリンターを使ったドレスを紹介。
ショーについても「一時期ファッションショーはネット配信なんてなかったが、今は即日でオンラインに発信する時代になり意識が変わってきている」と話します。
一方で、「日本の素材やカルチャーは世界が注目しているが発信が弱い。日本はオタクから最高の美を生み出しているし、東京のファッションをもっと発信していくといい」と課題についても触れました。

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記者:

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

ウェブサイト: http://yaplog.jp/parsleymood/

TwitterID: parsleymood

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