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共産党のポスターがまるで演歌歌手みたいでツボ

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総選挙をひかえ、安倍元首相、石原慎太郎、橋下市長など第三極キーパーソンの動きが取りざたされている昨今だが、『2ちゃんねる』をはじめとするインターネット上では意外な人物について注目が集まっている。

その男は日本共産党委員長、志位和夫。注目はけっして発言や政策についてのものではない。「ポスターがおもしろい」というものだ。微妙に左に傾いた角度、演歌歌手のような握りこぶし、そしてニヒルさを秘めた微笑み。極端に「これはおかしい!」というようなものではないが、じわじわとしみ込んでくるようなおかしさがある。インターネット上では「予算がないから優秀な写真家やデザイナーを使えないんじゃないか」「政党の特色上、出入りの業者が高齢化しているのではないか」「大川栄策そっくりだ」という否定的な推察・意見が多くみられたが、筆者にはどこかほほえましく、かえって好感を感じる写真に感じられた。


このポスターの意図に関して日本共産党宣伝局の担当者、田村さんにインタビューしてみた。

筆者:今回はインタビューお受けいただきありがとうございます。いまインターネット上で志位委員長のポスターが注目を受けていますが、ビジュアル的になにか狙いはあったのでしょうか?
田村:いえ、特にありません。ポーズは撮影の流れの中で出たもので、初めから意図したものではありません。インターネット上の反応というとどのようなものがあるんですか?
筆者:おおまかに言うと「おもしろい」というものです。ですが中には否定的な意見もあり、たとえば「大川栄策」さんに似ているとか…
田村:ハハハハ(笑)。
筆者:その点はどうお考えになりますか?
田村:そういった見方もあるんだなぁ、と。しかし私や党の立場から申し上げることはないです。
筆者:あと「他の政党に比べ予算が少ないからじゃないか」「出入りの業者が高齢化しているのでこんなセンスなんじゃないか」という意見もありました。
田村:そりゃあ、実際に予算は少ないですね。国民のお金を無駄遣いしないためにも、共産党は他の政党みたいに政党助成金を受け取らずに活動していますから。でも高齢化しているからセンスがどうとかいうのは的外れな指摘です。じっさいこの一年で若年層を中心に2万人の党員が新規に増えています。
筆者:高齢化の是非はともかく、けっしてセンスが高齢化していることはないということですね。
田村:はい。ポスターに関する感想は見る方それぞれの意見ですし、褒めていただければうれしいし、批判があれば甘んじて受け入れます。すべて今後の参考にさせていただくという姿勢です。
筆者:ちなみに撮影のポージングやキャッチコピーに志位委員長ご本人のアイデアやキャラクター性は取り入れられているのでしょうか?
田村:“キャラクター性”というのはどう申し上げていいかわからないけれど、撮影は志位さん自身も自主性をもって取り組まれていますよ。少なくとも“させられた”とかそういうことは一切ないです。
筆者:国民の中には共産党について良くないイメージを持っていたり、「どんな党かよくわからない」という方もあると思います。これに対して共産党はどのようなアプローチをされていますか?
田村:オープンな政党であろうとする努力は常におこなっています。ポスターやテレビCM、『Twitter』、『Facebook』などでの活動もその一環です。今回のポスターにある「提案し、行動する」というキャッチコピーにもあるとおり、自己保身に走る政治家たちを尻目に、90年つちかった実績を実際の行動で示す党であるということを感じていただけるよう努力しております。

余談だが、日本共産党に問い合わせて名前を名乗ったとき「中将(ちゅうじょう)…いい名前やね(笑)」とお褒めの言葉をいただいた。はじめは「貴族の位階を僭称(せんしょう)した芸名なので不愉快な印象を持たれないか」と心配していたが、対応は終始フランクそのもので共産党にうっすら抱いていた暗いイメージがとりはらわれたような気がした。なにごとも直に接してみるもんだ、ということだ。その点ではこのポスターは党のイメージアップに貢献していることになる。少なくとも筆者が共産党に接する機会を作ったのだから。

※ポスター画像は日本共産党からご提供いただきました。

http://www.jcp.or.jp/

※キャプチャ画像は『2ちゃんねる』から引用。

※この記事はガジェ通ウェブライターの「中将タカノリ」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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