年収1億円の人はスキマの5分をどう使うか?
期限や時間を守れないのはビジネスパーソンにとって言語道断ですが、予定していた作業がスケジュール通り上手く進んでいくことはなかなかないものです。
時間を効率的に使えれば余暇時間も増えます。その時間を自分のやりたいことに使えるし、仕事のための投資に回すこともできるはず。ただ、そう上手くはいかないのが現状…という人も多いのではないでしょうか。
『「学び」を「お金」に変える技術』(井上裕之/著、かんき出版/刊)では、学びの成果をお金に結びつける方法がつづられた一冊。この中から時間管理のスキルがアップグレードする“人生を制する時間管理7つの法則”をご紹介します。
法則1:優先順位を決める。
自分にとって、今、一番に何をすべきなのか、それを踏まえて、自分のすることを決めます。しかし、その優先順位は年齢や環境によって変化するもの。著者の井上さんは「30代では仕事の勉強から人間性の学びへと軸足を移し、40代は人間性の学びを最優先順位に置くとよいと思います」とアドバイスしている。
法則2:新しいことをはじめるときは、現在、行っているものの一部を捨てる。
「二兎追うものは一兎をも得ず」という言葉通り、“あれもこれも”では結局多くのものを失ってしまいます。時間は有限。新しいことを始めるときは、今、自分が持っている何かを捨てましょう。
法則3:できないこと、苦手なことはムリしてしない。
苦手なことというのは、ついつい時間をかけてしまうものです。ところが、得意な人がやればあっという間に終わってしまうことがあります。だから、時間を無駄にしないためには、できないことや苦手なことはそれが得意な人に任せてしまうべきです。逆に自分は得意な分野で活躍すればいいわけですから。
法則4:したいことだけをする。本当にしたくないことは断る。
したくないことを続けて、後に振り返って「あの時間は本当に無駄だった」と思ったことはありませんか? 逆にやりたいことであれば、どんなに大変であっても楽しく努力し、後悔することもないはず。本当にしたくないことには「NO」ということも大事です。
法則5:取り組むときは、真剣に、集中して行う。
勉強は、ただ時間をかければいい。そんな風に思っている人も中にはいるかも知れません。しかし、それではただの時間の浪費。勉強するときは真剣に、ものすごく集中して取り組むことが大事です。他のことに手をつけず、集中する。だからこそ効率のいい勉強ができるのです。
法則6:スキ間時間をムダにしない。どんな小さな時間でも活用する。
予定の時間まであと5分ある。こんなときあなたはどうしますか? 「5分しかない」と何もしないのか、「5分あるから」と言って1つでも2つでも小さな用事を片づけるのか。そのスキ間時間の使い方が次第に大きな差になるのです。
法則7:常に本気で生きる。明日はないという気持ちで取り組む。
「明日やろう」「暇になったら」。忙しいときはついついそう考え、自分のやりたいことを先延ばしにしがちです。しかし、いつ大きな事故に遭うか、大病を患うか、誰も分かりません。だから、たとえ人生が今日で終わっても、やりきったという満足感を得られる、そんな人生を送るように毎日を取り組むのです。
いかがでしょうか。この7つの法則は、とてもオーソドックスなものでありながら、少し気が緩んでしまったり、忙しくなってしまうと、すぐ忘れがちなものばかりだと言えます。
正しい学びは、確実に成果(お金)と結びつきます。時間管理ができていない状態で「学び」を始めても、それは結局、悪い学びになってしまうかも知れません。そうならないように、本書の内容を参考にしてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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