人力観測?“ゲリラ雷雨”を30分前にメールで知らせるサービス

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数十分前までは青空だったのに突然の土砂降りの雨に遭遇する――真夏には雨雲が急速に発達して強い雨が降る“ゲリラ雷雨”が発生しやすくなります。今年は、例年より多くなると見込まれているゲリラ雷雨の被害を軽減するために、ウェザーニューズはウェブサイトで『ゲリラ雷雨情報』を、そして携帯サイトで『ゲリラ雷雨メール』の提供をスタート。雲行きの観測は『ゲリラ雷雨防衛隊』という観測員が、リアルタイムで空を監視した情報をもとに行うという“人力”で行っています。

『ゲリラ雷雨情報』はウェブサイト『ウェザーニュース』で、登録ユーザーに無料で提供されます。ゲリラ雷雨の危険性は、危険がない“無色エリア”、3~1時間以内に発生の可能性があり注意を必要とする“黄色エリア”、1時間以内に発生の可能性があると判断された“赤色エリア”の3段階で表示。また、『ゲリラ雷雨防衛隊』から写真やコメントで送られるレポートもリアルタイムで表示されるため、どの方向にどんな雲があるのかまで詳しく確認することができます。

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また、市町村単位の任意の場所を登録しておくと、ゲリラ雷雨が発生する可能性がある場合に携帯電話にメールでお知らせしてくれるのが『ゲリラ雷雨メール』サービス。こちらは携帯サイト『ウェザーニュース』の会員(月額315円)なら誰でも登録することが可能。昨年は5万6542名が『ゲリラ雷雨メール』を利用し、全体の92%が「役に立った」と評価しました。

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昨年の『ゲリラ雷雨メール』の実績では、発生数に対して60~70%前後の予測に成功。東京都では平均38分前に『ゲリラ雷雨メール』の送信に成功。今年からは、ユーザーの要望に応えて、登録できる地点が1ヵ所から最大3ヵ所まで増やしています。

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『ゲリラ雷雨防衛隊』は、ゲリラ雷雨を事前にとらえることを目的に、携帯サイト『ウェザーニュース』内で発足したコミュニティ。携帯サイトの会員(月額315円)であれば誰でも参加できます。『ゲリラ雷雨防衛隊』に参加した人は“隊員”と呼ばれ、『監視体制始動メール』が届いたときに事前に登録した地点について「現在の天気」「雲のある方角」「雲の成長具合」「雷鳴の有無」「肌で感じた感覚」などを“感測”して写真とともにリポート。昨年は1万人以上の隊員がゲリラ雷雨の防衛に参加したそうです。

ゲリラ雷雨に防衛隊、どちらもお天気の話とは思えないようなネーミングですが、突然やってくる雨から守ってくれるとは、頼りになるサービスですね。この夏、携帯電話を片手に雲をじっと見つめている人がいたら、その人が『ゲリラ雷雨防衛隊』かもしれません。
 
 

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Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

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