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【日曜版】何であんなに早く当選か落選がわかるの? ~選挙開票速報~

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スープ

開票率1%だけど、すでに名前の横には紙の花。それはほこらしい当選確実の証です。でもどうして? 何故たった1%で当選かどうかを判断できるのでしょうか。
 
夏の終わりに遂にやってくる、衆議院の解散総選挙。いろんな意味で注目度の高い今回の選挙では、当然各メディアの報道合戦も今までに増して加熱することが予想されます。それにしても、あの選挙開票速報の結果って、見るたびにびっくりするぐらい速くなってる気がするがしませんか?
 
8時に選挙が終わって、8時から選挙開票速報の特番が始まるのに、始まった瞬間から「ナントカ選挙区のナントカ探検隊氏が当選確実です」とか、驚くほど結果がわかるのが早い。全部開票してみないと、もしかしたら奇跡の大逆転とかあるかもしれないじゃないか!! これから開けていく票が、ものすごい勢いでたまたま対抗泡沫候補に集中してたらどすんのよ? なんて妄想を抱いてた時期もありました。でも世の中そうそうびっくりすることは起きはしないのです。
 
実際のところ、開票と出口調査の結果が5%も集まれば、選挙の結果はかなりの高い精度で予測できてしまうらしいです。数学的にみても、全体の中の5%って、かなり信頼の置ける間違いのない指針としての数字ということで。「開票した票がたまたま”とある候補”に多かったら、、ということはあるのか?」といった疑問を数学が専門の知人に確認したところ、結局、それは「スープ」と同じことなのだと言われました。投票箱にいれた時点で、それはスープ状態になったものなのだから、そのうちの一部を飲んでみたところで味は変わらない、ということなのです。判ったような判らないような。
 
ちなみに、100%誤報がない、というわけではありません。当確だと伝えていた候補とは別の人が当選した例はこれまでにもあります。数値からの予測も完璧じゃないってことですね。一般的に、このような誤報(?)があると番組の責任者は更迭されちゃうこともあるようです。また、NHKの選挙速報システムを担当している会社は、選挙の直前1週間は、誤作動がないかどうかのチェックにほぼ一睡もできない状況に追い込まれるとも聞きます。いやぁ、選挙って大変。
 
各メディアの選挙速報の速度と精度の戦いは、年々加熱するばかり。選挙が好きな知人は、「昔みたいに、テレビを見ながら、ゆっくり選挙の行方を見守る、といった楽しみが減ってしまうのが残念」と語っていました。
 
選挙の行方に一喜一憂するのは候補者だけじゃなく、それを伝える人や、投票した人などみんな思いは一緒。8月30日は、投票帰りにポテチとカルピスを買い込んで、テレビの前に張り付くカウチポテトで楽しむってのもいいかもしれません。

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記者:

大都会六本木でのITまみれな生活を捨て、神戸で築50年にもなろうかというオンボロ社宅に住まう妊婦ライターdeath。

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