体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

不動産・投資ファンド会社から友人と海外起業。“未経験”からセブ島に語学学校「オトナ留学MBA」設立――鈴木光貴さん

不動産・投資ファンド会社から友人と海外起業。“未経験”からセブ島に語学学校「オトナ留学MBA」設立――鈴木光貴さん

新たな部署に配属されて「急に仕事で英語が必要になった」という人や、休暇の予定を立てるのに「海外旅行に行きたいけど、英語に自信がない」と思う人も多いのではないでしょうか。そんな社会人向けに特化した「オトナ留学MBA(Master of Business English Academy フィリピン政府公式認定語学学校)」をフィリピンセブ島に設立し、日本でもフィリピン人講師が教える英会話スクール「START-UP ENGLISH」を展開するなど、急成長を遂げているユナイテッド・リグロース株式会社。創業者3名の中の1人、鈴木光貴取締役に、起業にまつわる秘話をお伺いしました。


プロフィール

鈴木 光貴(すずき みつたか)

1982年生まれ。不動産会社、投資ファンド会社を経て、二人の仲間と共にユナイテッド・リグロース(株)を創業。フィリピンセブ島に社会人限定の語学学校「オトナ留学MBA」を設立し、2,500人以上の社会人留学生を輩出。また、日本にてフィリピン人講師が教える完全マンツーマン英会話スクール「START-UP ENGLISH」を展開。その他、バリ島留学の経営やセブ島起業家団体の副会長を務めるなど、アジアを舞台に幅広く活躍中。

「30歳までに起業」という志を持ちながら、働く

――「気の合う友人と海外で起業する」なんて、憧れの働き方ですね。でも創業メンバー3名とも語学学校での経験どころか、英語も話せなかったというじゃないですか。大変失礼ながら、失敗してしまう典型のように聞こえてしまったのですが、成果を出されていらっしゃいます。早速ですが起業に至った経緯をお話しいただけますか。

「30歳までに起業する」と時間軸は明確に決めていたのですが、何の事業で?というのはまったくイメージはできませんでした。ただ私が新卒で社会人になった時はちょうど、楽天、ライブドア、サイバーエージェント等の起業家が注目を集めていた頃で、起業するということに漠然とした憧れを抱いていました。でも、当時の自分には知識・お金・人脈・経験、どれも全部なくて。だから「30歳までにその土台を築くぞ」という気持ちは持って仕事をしていました。

――新卒で入社されたのは不動産業界でしたよね。どのような気持ちで入社され、働いていましたか?

就職活動は「学生時代に宅建(宅地建物取引主任者)を取っていたため、とりあえず不動産業界に」という気持ちで選んでいました。いざ入社すると、周りの同期が優秀であることに焦ったのを覚えています。入社後1ヶ月の研修合宿があったのですが、周りに追いつくために研修中は誰よりも熱心に学びました。同期が飲み会などをしている中、一人で研修室に居残り、新聞を切り抜いて自分なりの感想を書いたり、壁に向かってロープレをしたりなどをしていました。結果的に、150名いた新卒の中で唯一、本社の新規事業部に配属され、そこから一気に知見が広がっていきました。

「起業」の種は自分たちの体験から

――優秀だったからこそ新卒でいきなり本社の新規事業部へ配属になったかと思いますが、その後、起業への思いはどのように固まっていったのですか?

私たちの世代って「狭間(はざま)の世代」と思っています。一つ上の世代は「日本のバブルを知っている世代」で、下の世代は「スマホやITのネイティブ世代」。その世代が「当たり前」に思う環境が全然違うんですよね。そこで私たちの世代が、負けない何かって何だろう?と考えたときに、働き盛りの30代の時に、アジアの成長をダイレクトに感じられているのが私たちの世代の強みじゃないかと考えるようになりました。不動産会社で働いていると不動産しか知らない人材になってしまうため、25歳の時に幅広い業界を知るため、事業投資ファンドへの転職をしました。そこで企業買収等のM&Aの案件やファンドから派遣され、投資先数社の役員も経験しました。その時、企業の多くが売上を2倍、3倍に成長させるためには海外マーケットの必需性を実感しました。30歳になる手前にいざ起業するときにも海外ビジネスを何かしたいと思っていました。そんな時に共同起業することとなる不動産会社で同期だった弊社代表の呉と5年振りに再会しました。偶然にも彼も30歳までに起業したいと考えており、さらに成長する東南アジアでのビジネスを模索していました。そこから2人でビジネスアイディアを考えたり、海外ビジネスをしている先輩経営者に相談しに行ったりなどをしていました。一方で海外ビジネスするのにも二人とも英語が全くできなかったのが悩みだったところ、呉から「フィリピン留学」という存在を知りました。格安で、短期で、英語が学べると聞いて、その場でフィリピン留学に行くことを決断したのを覚えています。当時ファンド会社の同僚だった同じく共同起業することになる渡辺も留学から起業を考えていたので、フィリピン留学の魅力を伝えた所、彼自身もその留学モデルに感銘を受け、一緒に行くことになりました。これが3人での起業のはじまりのきっかけです。

1 2 3次のページ
リクナビNEXTジャーナルの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。