【インタビュー】子育て中の働く女性を応援!「博多やきとり筑前屋 東陽町店」/株式会社カスタマーズディライト代表取締役 中村隆介氏
国内外に100店舗以上の飲食店を展開する株式会社カスタマーズディライトは今年1月30日に「博多やきとり筑前屋 東陽町店」をオープンした。
ホールスタッフは女性のみによって運営される居酒屋で、そのうち5割は子育てを続けている。2016年7月には東陽町本社に託児所が新設され、子育てをしながら働ける居酒屋を実現。働く女性やその家族がお得になる、啓蒙型「ワンオペ撲滅居酒屋」を目指す。その取組みの第一弾として、「ワンオペ撲滅キャンペーン」を実施。皿洗いや洗濯など家事を行う夫、子守をする夫を撮影した写真を店頭で提示するだけでグループ全員分のドリンク1杯目が無料になるという。
今回のユニークな取り組みや新設された社内託児所について代表取締役 中村隆介氏と筑前屋事業部ブロック長 新井裕貴氏に話を伺った。 [代表取締役 中村隆介氏]
――「ワンオペ撲滅キャンペーン」で、お店で写真を提示されるお客様は1日にどれくらいいらっしゃいますか?平日と比べると、土日の方がママさん同士で来られるお客さんが多いので、提示される方も多いですね。スタッフが友人に宣伝してくれているおかげもあり徐々に口コミが広がっているようです。(新井氏)
―― 社内託児所は小さなお子様を持つ女性のほとんどが利用されるのでしょうか?今のところ利用するのは居酒屋で働くスタッフがメイン。託児所があるから働きたい、というスタッフが多いです。また新卒を対象とした面接でも託児所について質問されることもあり、就職後に結婚・出産しても仕事を続けたいというキャリアビジョンを持った学生さんも見られます。(中村氏)
――託児所を利用する女性スタッフの1日の流れを教えてください9時から9時半の間に本社の託児所にお子さんを預けて10時から15時まで店舗にて勤務。その後本社に戻ってお迎えというスタイルのスタッフが多いです。(新井氏)
――保育士さんは何人いらっしゃいますか?2人です。企業内託児所の基準では乳児3人に対して保育士が1人なので、預かれるお子さんは現在のところ最大6人までです。(中村氏)
――託児所を新設してから、社内の雰囲気が変化したことがあれば教えてくださいかなり和みますね(笑)。やっぱり仕事をしていると何かとイライラしてしまうこともありますが、廊下で子供にすれ違った時に笑顔を見るとすっかり癒されてしまいます。(新井氏)
――新設するまでどれくらいの時間が必要でしたか?全く知識がない状況で始めたので色々大変でした。認可の取得や保育士さんの確保などもあり、1年くらいはかかりました。(中村氏)
――男性社員も利用されることもありますか?奥様に緊急の用事があって、スポット的に利用した例はありましたが、常時利用はやはり女性社員がメインです。(中村氏)
――託児所利用の時間延長などは対応しているのでしょうか?店内が忙しくても社員がカバーするので基本的には残業はありません。託児所は22時までですがほとんど全員がそれまでにお子さんをお迎えできています。(新井氏)
――今後、さらに女性社員が働きやすくなるような計画がありましたら教えてください現状ですと社内託児所のキャパが限界なので託児スペースを広くするか、または託児事業を検討中です。安心して社員以外のお子様も預かれるような体制作りも考えているところです。(中村氏)
博多やきとり筑前屋 東陽町店の女性スタッフにも話を聞くことができた。「子育てママが多く、スタッフ同士子育てへの理解もあり、サポートしあえる環境なので安心して働ける。託児所の保育料が完全無償なのも大変魅力」と同社が実施する体制に満足している様子だ。
内閣府が平成27年に行った「地域における女性の活躍に関する意識調査」によると、東京都では32.1%の女性が「子どもができてからもずっと職業を持ちたい」と回答しており、全国平均を3.8%も上回っている。同社が行う、女性支援に啓蒙型店舗という取組みは、「女性活躍」「待機児童問題」など、世の女性を取り巻く現況において注目が集まる活動となりそうだ。
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