体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

「映画作りのタブーはまだ発見していません(笑)」 実在の仰天オヤジを描く『オレの獲物はビンラディン』ラリー・チャールズ監督インタビュー

Army.of.One.Sife.ElAmine.HD-97.jpg

アメリカを愛しすぎるあまり、「ウサマ・ビンラディンを捕らえよ」という神の啓示を受け、日本刀片手に単身パキスタンへ乗り込んだ一般市民ゲイリー・フォークナー。実在するこのトンデモオヤジを、『ボラット』や『ブルーノ』など、タブーすれすれ(いや、アウト?)な作品を手掛けてきたラリー・チャールズが映画化したというのだから、とんでもない映画になっているんじゃないかと思ってしまう『オレの獲物はビンラディン』。いよいよ12/16より日本公開となります。

ラリー・チャールズ監督が長らくタッグを組んできた俳優といえばサシャ・バロン・コーエンですが、今作ではなんと主演にニコラス・ケイジを起用。主演作が一年に何本も公開されるほど多作のニコラスでも、「こんなニコラス・ケイジ観たことねえ!」と思わせるような新しい演技を見せ、新境地を開拓しております。

そんな今作のラリー・チャールズ監督にインタビュー。実際のゲイリー・フォークナーとはどんな人物なのか? ニコラス・ケイジの仕事ぶりは? 色々質問をぶつけてみました。どうぞお楽しみください!

ラリー・チャールズ監督インタビュー

――ゲイリー・フォークナーという人物の存在は日本でほとんど知られていないと思います。アメリカでは一体どういう見方をされている人物なのでしょうか?

ラリー・チャールズ監督:誰も彼のことなど大して気に留めていないと思います(笑)。非常に小さなカルト的な存在で、いわゆるメインストリームからは見えていない存在なんです。私も彼のことは全く知りませんでしたが、彼について書かれた記事を読んで、とても興味を持ちましたね。いま彼はおそらく身を隠していると思いますよ。タリバンとかアルカイダとかから追われていると本気で信じているので、公衆の目から逃れているんじゃないかと。

ゲイリーは、変態的な意味でのアメリカンヒーローだと思うのです。非常に混乱していて、神の声を聞いたと信じていて、パキスタンがどこかも知らないのにものすごい使命感とやる気に満ちていて。ある意味、アメリカそのものです。なので、ゲイリーの映画を作れば、自然とそこからアメリカそのものについても語れると思いました。

_EDB3661.jpg

――映画を作るにあたって、実際のゲイリーさんに会ってみる機会はあったのでしょうか。

ラリー:ニック(ニコラス・ケイジ)と一緒にラスベガスに行ってゲイリーに会い、インタビューをしました。とてもチャーミングで、魅力にあふれた人だなという印象です。ただ、ゲイリーは一旦話し出すと止まらなくなってしまうので、結果としてインタビューは6時間くらいかかってしまいました。インタビュー中にあったエピソードを教えましょう。最初の質問が「9.11の時に何をしていましたか?」というものだったのですが、彼はそれについて1時間くらい延々話していたのだけれど、1時間後にもう一度「で、結局9.11の時に何をしていたか?」と聞いてみたら、「あ、寝てた」と答えたんです(笑)。

1 2 3次のページ
映画
レイナスの記事一覧をみる

記者:

デザイナーと記者の二足のわらじ。ふだんはホラー通信(http://horror2.jp/)で洋画ホラーの記事ばかり書いています。好きなバンドはビートルズ、好きな食べ物はラーメンと角煮、好きな怪人はガマボイラーです。

TwitterID: _reinus

  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。