オンデマンド型乗り合いサービス「Via」がロサンゼルスの公共交通機関と提携

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米ニューヨークで2013年に創設されたオンデマンド型乗り合いサービス「Via」は、Metro(ロサンゼルス郡都市圏交通局)と提携し、ロサンゼルス地域において、既存の公共交通機関に自社のオンデマンド型サービスを融合させた新たな公共交通サービスの創出に着手した。

・駅へのファーストマイル、ラストマイルをオンデマンド乗り合いサービスで便利に

この新たな公共交通サービスは、ロサンゼルス地域の鉄道駅3カ所を対象とし、出発地から駅までの“ファーストマイル”や、最寄駅から目的地までの“ラストマイル”に「Via」のオンデマンド型乗り合いサービスを活用するというものだ。

乗客は、「Via」のスマホアプリを通じて座席を予約し、クレジットカードやMetroのICカード乗車券「TAPカード」のアカウントから決済。

「Via」では、独自のアルゴリズムにより、同じルートで移動しようとする乗客たちを瞬時にマッチングし、迂回や遅延を最小限にとどめた最適な行程をアレンジする仕組みとなっている。

また、ロサンゼルス郡都市圏交通局からの助成により、利用料金が「Via」の通常料金よりも割安で設定されているのも特徴。

Metroでは、主要な鉄道駅と行き来できる安価で公正な移動手段を提供することで、利便性の向上につなげたい考えだ。

・官民協業により地域モビリティの利便性を向上

公共交通機関とオンデマンド型モビリティサービスが連携した取り組みとしては、米アムトラックでも、2017年8月、オンデマンド配車サービス「Lyft」との提携サービスを開始している。

「Via」とMetroとの提携は、地域モビリティの向上を目的とする官民協業のかたちとしても、興味深い試みといえるだろう。(文 松岡由希子)

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