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書評の「プロ」と「素人」の違いって?

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書評の「プロ」と「素人」の違いって?
J-WAVEで放送中の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。8月29日(火)のオンエアでは、書評無料閲覧サイト「ALL REVIEWS」を立ち上げた、フランス文学者で明治大学教授の鹿島茂さんをお迎えしました。

鹿島さんが中心となって立ち上げた「ALL REVIEWS」は、すでに活字として発表された書評を集録したサイトで、昔書かれたものも読むことができます。

鹿島さんは、「本の流通に対する危機感があり、立ち上げました。今、本は新刊本しか書店には置いてなく、いい本でも少し古いと書店には無くなる。評価がいつでも読めるものを作れば、常に売れるロングセラーができるだろう、そうすれば今の本の流通も上手く回転するようになるのではと考えたわけです」とサイトを立ち上げた動機を語りました。

明治時代以降に活字メディアに発表された書評、全てをアーカイブすることを目指しており、オープン2ヶ月が経過した時点で、毎日10本というハイペースで書評が公開、蓄積されているそうです。

もう一つ、鹿島さんの感じている危機感は「いずれ活字の本は消えてしまうのでは」ということ。そこで、本を捨てる前に、書評を通してその価値を伝える目的もあるといいます。

「批評は作品に新しい光を当ててまた別のものを作り出す」という鹿島さん。「ネットで本に対する『いいね』がありますね。でもフランスや海外だと『いいね』が出たとき、『どうして?』と聞くわけです。つまり、『いいね』の理由が言えないと、感想にはなっても批評にはならないんです」と日本と海外の差を指摘します。

書評のプロについても、「今まで多くの本を読んできて比較ができ、批評の基準がある人」と素人との根本的な違いを指摘。今はその基準がなくなりつつあり、クリエイターもやる気がなくなるのではないかと、批評家の厳しい目が作品の質の向上にも必要だと鹿島さん。

「書評家というのは報われないものなんです。安い原稿料で時間がかかって、書いたらすぐ忘れられる。僕は書評家に少しでもいいからお金が還元できる仕組みをつくりたい」(鹿島さん)

「ALL REVIEWS」はサイト経由で本が売れると、書評家に売上の2%が還元できる仕組みも設けているといいます。いい本との出会いについて「たくさんのいい評論を読むことで、自分の批評軸ができる」という鹿島さん。今後は本の批評の仕組みを活かして映画の批評サイトも企画しているそうです。

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【番組情報】
番組名:「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
放送日時:月・火・水・木曜 6時−9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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