家具やおもちゃに大変身!? 余ったダンボールの活用術3選!

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家具やおもちゃに大変身!?余ったダンボールの活用術3選!

ネットで探してポチっとするだけで荷物が届く。ネット通販はとても便利だが、ひとつ厄介な問題も……。それはダンボールの処理問題。捨てるのは面倒だし、かといってずっと置いておくのも邪魔になる。せっかくたくさんあるのだから、何かに役立てることはできないだろうか? そう思いたち、ダンボール家具の専門店「ダンボール倶楽部」の店長兼デザイナーのチャッピー岡本さんにダンボールの活用術を聞いた。

その1:ダンボールマネキンで帽子の型崩れを“防止”!

【画像1】「ダンボールマネキン」の完成イメージ(写真提供/ダンボール倶楽部)

【画像1】「ダンボールマネキン」の完成イメージ(写真提供/ダンボール倶楽部)

まずは、意外と保管しづらい帽子をかけておける、「マネキン」のつくり方を教えてくれた。用意するものと手順は以下のとおり。

<用意するもの>

・ダンボール(約20×40cmを4枚)

・木工用ボンド

・カッターもしくはハサミ

・ものさし(方眼紙でも可)

<帽子掛け(マネキン)のつくり方>

1.ダンボール箱から長さ約40センチ、幅約20センチ程度の板を切り出し、木工用ボンドで2枚貼り合わせたものを、2つ用意する。

2.それぞれ、人の形に切り抜く。それぞれの中央まで縦の切り込みを入れる。切り込みの幅は、貼り合わせたダンボールの幅分あける。切り込みの長さはそれぞれの真ん中まで。【画像2】切り方は、この画像のように(写真提供/ダンボール倶楽部)

【画像2】切り方は、この画像のように(写真提供/ダンボール倶楽部)

3.2つの人の形に切ったダンボールを真ん中で十字にはめ込んだら、完成。【画像3】ダンボールを切って、組み合わせただけで簡単につくることができる(写真提供/ダンボール倶楽部) 【画像3】ダンボールを切って、組み合わせただけで簡単につくることができる(写真提供/ダンボール倶楽部)【画像4】帽子の保管はもちろん、気分によって被せる帽子を変えても面白そうだ(写真提供/ダンボール倶楽部) 【画像4】帽子の保管はもちろん、気分によって被せる帽子を変えても面白そうだ(写真提供/ダンボール倶楽部)【画像5】目や口などにカットを入れても可愛く仕上がる(写真提供/ダンボール倶楽部)

【画像5】目や口などにカットを入れても可愛く仕上がる(写真提供/ダンボール倶楽部)

たしかに帽子は、置き場所に困ることが多いし、適当にその辺に投げておくとすぐに型崩れしてしまう。もちろん、店でも帽子をキレイに保つためのマネキンは販売されているが、自分でつくれるのなら、それに越したことはない。帽子の保管だけでなく、インテリアとしても活躍しそう?

その2:BOX収納も、ダンボールDIYで節約!

続いて教えてもらったのは、収納棚と収納BOXのつくり方。BOX収納は使い勝手バツグンで、人気の家具でもあるが、ダンボールがあれば簡単につくることができるのだ。【画像6】収納棚と収納BOXの完成イメージ(写真提供/ダンボール倶楽部)

【画像6】収納棚と収納BOXの完成イメージ(写真提供/ダンボール倶楽部)

<用意するもの>

・ダンボール(2つ)

・ガムテープや布テープ

・カッターもしくはハサミ

・木工用ボンド

<収納棚のつくり方>

1.ダンボール箱を1つ組み立てる

2.補強板を別のダンボールから切り出す。1.の箱の内面サイズに合わせて切る(上下左右、底面で計5枚)。

3.それらを箱の内側にはめ込み、木工用ボンドや両面テープで貼る。【画像7】ダンボールを重ねることで、普通のダンボールでも強度が増す(写真提供/ダンボール倶楽部)

【画像7】ダンボールを重ねることで、普通のダンボールでも強度が増す(写真提供/ダンボール倶楽部)

4.箱のふた部分を内側に折り込み、木工用ボンドや両面テープで貼ってとめて完成。【画像8】それぞれの面が3重になり、かなり強度が上がっている(写真提供/ダンボール倶楽部)

【画像8】それぞれの面が3重になり、かなり強度が上がっている(写真提供/ダンボール倶楽部)

続けて、収納BOXのつくり方を紹介しよう。

<用意するもの>

・ダンボール(収納棚に使用したものよりも一回り小さいもの)1つ

・木工用ボンド

・お好みの布

<収納BOXのつくり方>

1.収納棚より一回り小さなダンボール箱を組み立て、ふた部分は内側に折り、側面に貼りつける。

2.お好みの布を箱に合わせて十字に切る。縦幅はダンボールの高さより10センチほど加えて切り、横幅はAの部分は箱より少し長めに、Bの部分はダンボール幅の長さに切る。【画像9】同じ色で統一してもよし、異なる色でカラフルにするもよし。好みや部屋の雰囲気に合わせられるのはうれしい(写真提供/ダンボール倶楽部)

【画像9】同じ色で統一してもよし、異なる色でカラフルにするもよし。好みや部屋の雰囲気に合わせられるのはうれしい(写真提供/ダンボール倶楽部)

3.切った布を木工用ボンドなどで貼り完成。【画像10】ボンドで布を貼り付けただけだが、一見、ダンボールとは気づかないだろう(写真提供/ダンボール倶楽部) 【画像10】ボンドで布を貼り付けただけだが、一見、ダンボールとは気づかないだろう(写真提供/ダンボール倶楽部)【画像11】収納棚は積み上げたり、収納BOXと合わせたりすることで、使いやすさもアップ(写真提供/ダンボール倶楽部)

【画像11】収納棚は積み上げたり、収納BOXと合わせたりすることで、使いやすさもアップ(写真提供/ダンボール倶楽部)

一度つくり方さえ覚えれば、サイズ違いで用途に合わせた収納棚と収納BOXをつくることができる。セットで使うのがオススメだが、小さめのダンボールを使ってアクセサリー類を保管するジュエリーボックス的な使い方も良さそうだ。

その3:子どもも大喜び!? 丸いダンボールハウスで秘密基地遊びはいかが?

最後に、小さい子どもがいる家庭にピッタリの、ダンボールハウスのつくり方をご紹介。手軽に“秘密基地”遊びを楽しめるダンボールハウスは、来たる梅雨に備えてぜひ覚えておきたいところ。用意するものと手順は以下のとおり。【画像12】ダンボールハウスの完成イメージ(写真提供/ダンボール倶楽部)

【画像12】ダンボールハウスの完成イメージ(写真提供/ダンボール倶楽部)

<用意するもの>

・大きめのダンボール(1つ)

・カッターもしくはハサミ

・ガムテープや布テープ

・デザインテープ(お好みで)

・ペン

<簡単!丸いダンボールハウスのつくり方>

1.大きめのダンボール箱の一辺を縦にカットし、一枚の板状にする。

2.円柱状になるように、等間隔(画像13の点線部分)に内向きに折り目を入れる。折り目に合わせてふたとなる部分に切り込みを入れる。

3. 一番端の面(写真では左端)にふた部分下から約10センチの所に横に切り込みを入れ、ドアをつくる。【画像13】好きな形や大きさで窓を切り抜けば、中で遊ぶ子どもの様子も見えて安心(写真提供/ダンボール倶楽部)

【画像13】好きな形や大きさで窓を切り抜けば、中で遊ぶ子どもの様子も見えて安心(写真提供/ダンボール倶楽部)

4.ダンボールを丸めて、ドアの上10cm部分と、もう一方の端をテープでとめる。【画像14】あとで収納する時に楽になるように、軽めにとめておくとよさそう(写真提供/ダンボール倶楽部)

【画像14】あとで収納する時に楽になるように、軽めにとめておくとよさそう(写真提供/ダンボール倶楽部)

5.ふた部分を外側にしっかり折り、上から見ると丸くなるように形を整える。【画像15】手づくりのダンボールハウスも、丸いおうちならちょっぴり可愛くなる。白い丸で囲った部分は角をカットしても(写真提供/ダンボール倶楽部)

【画像15】手づくりのダンボールハウスも、丸いおうちならちょっぴり可愛くなる。白い丸で囲った部分は角をカットしても(写真提供/ダンボール倶楽部)

6.好みに合わせて、屋根の角を丸くカットしたり、色を塗る。壁部分も、レンガ柄などのデザインテープなどを貼って装飾してもいい。【画像16】デザインテープなどがなくても、子どもが持っているシールをぺたぺた貼って、オリジナル感を出せる(写真提供/ダンボール倶楽部) 【画像16】デザインテープなどがなくても、子どもが持っているシールをぺたぺた貼って、オリジナル感を出せる(写真提供/ダンボール倶楽部)【画像17】使わないときは、平らにして収納もできる(写真提供/ダンボール倶楽部)

【画像17】使わないときは、平らにして収納もできる(写真提供/ダンボール倶楽部)

チャッピー岡本さんいわく、「写真は大きなダンボール箱1個分で制作してますが、2~3個とつなげば、もっと大きな円でみんなが入れるハウスもつくれます」とのこと。

布やテープで自分好みにデザインできるから、子どもと一緒に絵を描いたり、シールを貼っても楽しそう!

普通のダンボールハウスはつくった後の置き場に困りがち。かといって、壊してしまうのも……。しかし、これなら壁と家具の隙間などのスペースにも収納できるので、リビングや子ども部屋をスッキリしたいママやパパにもうれしいおもちゃになるだろう。

これまでは、何の気なしに“ゴミ”として捨ててきたダンボールも、ひと手間加えれば立派な家具やおもちゃに早変わり。ネット通販で商品が梱包されていたダンボールを使えば、材料費はほとんどかからない。気づけばたまっているダンボールを使って、自分好みの作品づくりに挑戦してみてはいかが?●取材協力

ダンボール倶楽部
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