珍しい銘魚がリーズナブルな回転寿司で食べられる!「天然漁場直送回転寿司 ぶっちぎり寿司!!!」【大阪】

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希少であまりとれないので、市場に出回らず、調理にも手間がかかる魚。地元でもほとんど食べられていない、漁師さんだけが知るという、レアだけれどもおいしい魚、銘魚(めいぎょ)。

今回ご紹介するのは、そんな銘魚が、一皿118円から食べられる回転寿司店、「天然漁場直送回転寿司 ぶっちぎり寿司!!!」です。

ほとんど市場に出回らない、レアな銘魚の回転寿司

冬が終わると、秋と並んでお寿司がおいしい春ですね。

こんにちは、メシ通レポーターの西尾明彦です。

珍しい魚が食べられる回転寿司があると聞き、行ってまいりました。

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場所は阪急宝塚線・庄内駅から徒歩3分ほど。豊南市場とは線路を挟んで反対側、西口を出てすぐの商店街にあります。

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今回、混雑時を避けて、オープンと同時にお邪魔しましたが、開店前から並んでいる方もいるほど。常連さんも多い、地元で愛される人気店です。

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店内はボックス席中心に、カウンター席と合わせて100席。それが連日満席になります。

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お寿司は、118円を中心に、216円、324円、540円の4種類。

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定番メニュー以外の旬のものは、店内のホワイトボードに。

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食べたいお寿司が回っていない時は、インターホンで注文します。

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レーンを流れる握りたてのお寿司たち。何を食べようか迷います。

……ですが、今回の目的は、まずは銘魚のお寿司です。

いよいよ、旬の銘魚が登場!

「元々は普通の回転寿司店としてオープンしました。大手さんに負けないようにいろいろと考えて、おいしいけれど調理に手間がかかるから捨てられてしまう、市場に出回らない、銘魚に行き着きました」

と、総支配人(店長)の植村茂男さん。

「うちは職人がいるからこそ、店内で調理して、リーズナブルにお出しできるんです。今では銘魚のお寿司だけを食べに来られる方もいらっしゃいます。銘魚は季節によってとれる魚種が変わりますが、今(1月末)は一番種類が少ない時期なんです」

と、まださばく前の銘魚を持ってきていただきました。

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この日の銘魚は、右上から時計回りに、ミシマオコゼが4尾、ミノカサゴ、ホウボウが2尾、ミノカサゴ2尾、ホウボウ、キントキダイ、ウスバハギ。すべて徳島県鞆浦(ともうら)漁港から、つい先ほど届いたものです。

仕入れによりますが、毎日4~7種類の銘魚が食べられます。

「銘魚でもブランド魚並みの人気が出てきたものがあって、ホウボウなんて3倍くらい値上がりして、今やヒラメより仕入れ値が高いくらいですよ(苦笑)」

「漁法もお聞きした上で、仕入れています。徳島県鞆浦漁港、愛媛県愛南漁港、兵庫県からは、週に2回ずつ入荷します。時期によっては鳥取や福井、鹿児島などからも届きます。鹿児島からは航空便なので、運賃がかなりかかりますが、陸便だと半日余計にかかるので……。産地を変えることで、いろんな種類が食べられます」

産地や漁法にまでこだわるから、地元でもまず味わえない、珍しい銘魚の数々が味わえるんですね。それも一皿118円からと、かなりのお値打ちで。さっそくいただきます。

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ポン酢で食べる「ミシマオコゼ」(1皿 216円)。

あっさりした上品な白身魚のうま味が、ポン酢とマッチしています。1匹からわずか3切れほどしかとれないそうですが、そこまでするのも分かる魚です。

「この時期によくとれる、底物と言われる海底魚です。骨がすごく多くて、1匹の骨抜きに10分かかることもあるくらい職人泣かせの魚です。10分あればどれだけ魚をさばけるか……」

魚種によって、醤油、ポン酢、炙り、塩と、回転寿司でも、ベストの食べ方で提供してくれます。

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「ミノカサゴ」(1皿 216円)。

独特のクニュっとした歯応えで、淡白なうま味です。

「トゲに毒があるので、地元の漁師さんくらいしか食べないのですが、味は普通のカサゴと変わらずおいしいんですよ」

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こちらは若干寝かせた、兵庫産の銘魚「ヒゲソリダイ」(1皿 216円)。

弾力は程よく落ち着いて、ねっとりしたうま味が味わえます。

うまいのは銘魚だけじゃなかった!

ここからは、銘魚以外の寿司にも挑戦です。

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今が旬、鹿児島産の「寒ブリ」(1皿 118円)。

天然ものならではの、品よくとろける脂のうま味がたまりません。

寒ブリがあるときは、ハマチを仕入れないくらい植村店長もお気に入りの一皿。毎日5キロ級のブリ1本出る人気ぶりです。

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寿司では珍しい兵庫産の「サワラ」(1皿 118円)。

香ばしいうま味で、お酒も進みそうな逸品。炙りプラスアルファの企業秘密の努力で、よりうま味を引き出しているそうです。

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「サーモンの炙り」(1皿 118円)。

このお値段で、臭みがないノルウェー産の生サーモンを使っています。炙ることで程よく脂が落ち、うま味が増しますね。

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つつくとまだ動いていた(!)、鮮度抜群の「活赤貝(ヒモ付き)」(1皿 540円)

コリコリした食感の赤貝に、酒肴にしたい貝ヒモ。このお店では一番高い皿ですが、十分お値打ちです。

1皿 118円からで、このクオリティ! 回転寿司と侮るなかれ、です。目玉の銘魚のお寿司だけでなく、定番寿司がきちんとおいしいところに、こちらのお店の底力を感じました。

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▲鮨職人歴24年の植村店長

「春になると、コショウダイやキントキダイ、コロダイなど鯛の仲間や、シマガツオやサメ科のスギなど、魚の種類も豊富になります。銘魚の種類はその日の入荷次第なので、旬の時期でも同じ銘魚が毎日あるとは限らないんです。今日は何があるんやろと、日替り感覚でお越しください」

下処理、骨抜き、包丁入れと、熟練の寿司職人がいて、ひと手間を惜しまないからこそ、銘魚のおいしさを引き出したお寿司が食べられるんですね。週末のお昼時を中心に、大行列ですが、比較的空いている午後3時から4時頃が狙い目だそうです。

お店情報

元祖 銘魚専門店天然漁場直送回転寿司 ぶっちぎり寿司!!!

住所:大阪府豊中市庄内西町3-4-15 1階

電話番号:06-6334-2426

営業時間:11:00~22:00(LO 21:30)

定休日:無休

www.hotpepper.jp

※この記事は2017年2月の情報です。

※金額はすべて税込みです。

書いた人:西尾明彦

西尾明彦

外食ライター&コピーライター。食と酒を中心に、堅めのビジネス系まで柔軟に執筆中。趣味は酒蔵巡り。北は北海道から南は四国まで50蔵以上を訪問。大阪在住のきき酒師。 HP:コピーライター西尾事務所

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