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「こんな言葉流行ってたっけ?」最近、流行語大賞の結果に違和感があるのは何故か

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ガジェット通信 ネット流行語大賞、発起人の深水英一郎です。2007年から始まったネット流行語大賞も今年で10年目となり、「おまいう大賞」という新しい試みもスタートしました( http://omaiu.com/ [LINK] )。

さて昨今、流行語大賞への違和感、について毎年話題になります。
特にここ数年は、そういった指摘が増えてきているように感じます。

2016年、自由国民社さんが実施しているユーキャン新語・流行語大賞の金賞は
「神ってる」
ガジェット通信が実施しているネット流行語大賞の金賞は
「PPAP」

でした。みなさんはどう感じるでしょうか。

実は10年前にネット流行語大賞を始めたのは、「新語・流行語大賞」のノミネート語に違和感を感じた、というのがきっかけでした。

この受賞した言葉への違和感はなぜ生じるのか。これって結論から言えば「属しているコミュニティの違い」から起きるものであり、それってつまり、「見ているメディアが違う」ということなんだろうと思います。

ですので、誰から見てもピタッとはまる、その年を代表する流行語を決めるのはとても難しいのです。全ての人が同じメディアを見て過ごしているわけではないのですから、目にしている言葉も違うわけです。どうしても、違和感が出てきてしまいます。

例えばTVとネットですね。

自由国民社さんのユーキャン新語・流行語大賞の受賞ワードを見てみると、テレビメディアでよく取り上げられていたものが並んでいます。極端な話、ユーキャン新語・流行語大賞は

「TV流行語大賞」

であると言っても良いと思います。もしくは「TVメディアへの接触が多い人達を中心に据えた賞」という言い方もできます。

みなさんテレビもネットも見るよ、という人が殆どだと思いますが、僕の周りでは「スマホは持ってるけど家にテレビが無い」という人も現れ始めています。

テレビメディアでよく出てきた言葉を中心としたノミネートであれば、そういう人たちにとっては違和感がある内容となります。その逆もそうでしょう。ネット流行語大賞にノミネートされた言葉を見て、違和感を感じる人達もいると思います。

加えて世代別にどんなメディアを利用しているのかという調査を見てみると(※1、2)、若い世代はネットメディアに接触している時間が長く、上の世代はテレビメディアに接触している時間が長くなってきています。テレビとネットという接触メディアの違いがあると共に、世代も違う可能性があります。

今年の金賞が「神ってる」と「PPAP」に分かれてしまったのは、そういう違いがあるからではないかと思います。

では、どうしていくのが良いのか。

これについて正解はないですが、広く全体を代表するものを選び出すことにこだわっても良い結果は得られないのではないか、と考えはじめています。結局のところ、範囲を狭めた方が共感を得られやすい。ですので、全体にこだわるのではなく、それぞれのカテゴリの中で盛り上がった言葉も選んでいくという形をとっていく方がよいのではないかと考えています。

今年の全体を代表する流行語を選ぶ、ということころだけにこだわるのではなくて、それぞれのコミュニティやカテゴリごとにその年を代表する言葉を選ぶ、という形にするのです。

今回、映画レビューアプリの「Filmarks」さんに僕から「映画流行語大賞」をやってみませんかと声をかけさせていただき、実現に至ったのですが、カテゴリごとにその分野で支持を得ているアプリや媒体に参加していただいて、「カテゴリごとの流行語大賞」を実施してもらうのが良いのではないかと思っています。Yahoo!きっずさんが「きっず流行語大賞」というものを実施していたりもしますね。それら沢山の流行語大賞をつなげて、年末に一斉に発表する。

それぞれのカテゴリごとに「あー、今年そうだったね」と盛り上がると思います。
さまざまな流行語大賞があっていいと思うのです。
ゲーム流行語大賞、鉄道流行語大賞、ライトノベル流行語大賞、女子高生流行語大賞、大人の流行語大賞、意識高い人たち流行語大賞…。地域ごとにやるという手もあります。ちょっと考えただけでも、あのサイトやあのアプリにこんな流行語大賞やってもらったらどうだろう、というアイデアが出てきますが、これらはみなさんの協力がなくては実現しません。

もし、ネット流行語大賞に参加して、カテゴリごとの流行語大賞を発表してみたい、という方がいらっしゃいましたら、ご連絡お待ちしております。来年一緒にやりましょう。

流行語大賞に関する連絡先

http://getnews.jp/userform
こちらの読者フォームから「ネット流行語大賞2017に興味あり」ご連絡ください

(ガジェット通信ネット流行語大賞 発起人 深水英一郎)

参考リンク

流行語大賞

ネット流行語大賞2016
http://getnews.jp/archives/1563362 [LINK]

anime2016-1024x682

アニメ流行語大賞2016
http://getnews.jp/archives/1563364 [LINK]

映画流行語大賞2016
https://filmaga.filmarks.com/articles/974 [LINK]

omaiuGP2016

おまいう大賞2016
http://omaiu.com/ [LINK]

(※1)各デバイス利用者の1日あたり平均接触分数(インテージ調査レポート)
http://www.intage.co.jp/library/20160603/ [LINK]

(※2)博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所「メディア定点調査2016」時系列分析より
http://www.hakuhodody-media.co.jp/newsrelease/report/20160620_13699.html [LINK]

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深水英一郎(ふかみん)

記者:

見たいものを見に行こう――で有名な、やわらかニュースサイト『ガジェット通信』発行人。トンチの効いた新製品が大好き。ITベンチャー「デジタルデザイン」創業参画後、メールマガジン発行システム「まぐまぐ」を個人で開発。利用者と共につくるネットメディアとかわいいキャラに興味がある。

ウェブサイト: http://getnews.jp/

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