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1秒間に100回以上の音を分析し、周囲360度にわたって音が自然に聞き取れるハイテクな補聴器「Oticon Opn」

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世界保健機関(WHO)によると、世界人口の5.3%にあたる3億6,000万人が、何らかの聴覚障がいを持っており、65歳以上の高齢者の3人に1人が、聴覚障がいによる影響を受けている。

従来の補聴器は、正面からの声に焦点をあて、その他の音を不要なノイズとして抑制する“指向性”によるものが一般的だが、横や後ろから話しかけられても気づかなかったり、聞きたい音に集中しづらく、脳に負荷がかかり、理解力が低下したり、疲労をもたらすことが指摘されていた。

・周囲360度にわたって様々な音がバランスよく聞こえる

デンマークの補聴器メーカー「オーティコン(Oticon)」は、騒がしい環境でも、周囲の音を自然に聞き取ることのできるハイテク補聴器「Oticon Opn(オーティコン オープン)」を開発した。

「Oticon Opn」は、ユーザーの周囲360度にわたって様々な音やノイズを常時スキャンし、1秒間に100回以上の頻度でこれらの音を分析。

それぞれの音の特徴を捉えた上で、音量のバランスをはかりつつ、不要なノイズを抑制するため、言葉が聞き取りやすくなるのが特徴だ。

ユーザーが顔を向けている先の音のみを集める従来の補聴器と異なり、複数の話者に囲まれ、四方八方からランダムに飛び交う声にも対応でき、騒がしい環境でも、会話の理解が向上するという。

実証試験では、従来の補聴器に比べて、会話の理解度が30%向上し、聞き取りによる脳への負荷が20%軽減されることが明らかとなった。

・自然な“聞こえ”でユーザーの世界を広げる

「Oticon Opn」は、周囲の声や音を過度に妨げず、バランスよく自然に聞き取るための手段を創りあげることで、聴覚に障がいを持つ人々の世界を広げ、より快適なコミュニケーションを実現しようとしている点が秀逸だ。

Oticon Opn

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