今日の晩ごはんから使えるアイデアがいっぱい!~マガジンハウス担当者の今推し本『もう献立に悩まない』

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こんにちは、マガジンハウスです。自炊派のみなさ~ん! 今日の晩ごはん、決めましたか? つい好物ばかり作って栄養の偏りが……とか、ネタが尽きて出来合いのものばかり……とか、料理のセンスがなくていつもイマイチな仕上がり……とか、いろいろ大変ですよね、ほんとに! 今日は、料理本といえばこの人、プリンスWさんにお越しいただいたので、悩み多き自炊派のための本をPRしてもらいましょう~。

――――Wさん、今日もほのぼのしてますね! 早速ですが、今回のイチオシ本を教えてください。

W 「はい、タイトルは『もう献立に悩まない』といって、あのベストセラー『考えない台所』の著者、高木ゑみさんの最新刊です」

――――台所仕事の苦痛さから解放してくれる良書でしたね。ということは、本書は『考えない台所』の続編ってことですか?

W 「版元が違うのでそれはなんとも(笑)。ただ、前作に比べ、献立作りに特化させ、レシピを充実させてより実践できる本にしたことは確かです」

――――3つの章は、悩みがタイトルになってますね。「case1 作りたいものが決まらない」、「case2 作る時間がない」、「case3 そもそも料理に自信がない」。まるで自分のことかと思っちゃいました。

W 「だいたいの方は、大きく分けるとこの3つに悩まれてるかと思いますよ。『作り方が決まらない』の章では、買い物の仕方や食材の選び方なども含まれます」

――――そうそう。それぞれの悩みについて、たくさんのルールとレシピが紹介されていて、それが結構細かくて(笑)多岐に渡っているのがよかったです。

W 「勉強もそうですが、わからない人って、何がわからないのかがわからないじゃないですか。だから、方法論を絞り込んだ‟献立に悩まなくなる方程式”というよりは、できるだけ多くのヒントを紹介したほうが、解決に近いかと思って」

――――うん、うん。一冊で一つの方法論を提案されると、それがしっくりこないと終わりですもんね。その点、この本は、「肉は部位で選ぶ」とか「一歩手前料理」とか、「健康を考えたら“まごわやさしい”」とか、「焼くときはとにかく動かさない!」とか、できそうなことから始められるのが気楽でした。

W 「ある程度の下ごしらえをして、完成の‟一歩手前”にする。‟ま”め類、‟ご”ま、‟わ”かめ、‟や”さい、‟さ”かな、‟し”いたけなどのきのこ類、‟い”も類を中心とした料理で健康的な食生活にする。どれも、簡単だけど取り入れやすいルールです」

――――と、今仰ってた「一歩手前料理」と「まごわやさしい」などのルールを用いて、Wさんに一食分、作ってもらいましょう!

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主菜:ささみのごま揚げ
副菜1:いんげんとしめじのおかか和え
副菜2:冷奴のねぎ塩のっけ
ごはん、トマトの味噌汁

この本で得たアイデアを盛り込んだ、ある日の献立です。たった15分で完成! 巻末付録「メインおかず最強シート」をもとに、ささみをあまり使っていないなぁ……と気づき、<ささみのごま揚げ>をメインに考えました。(添えているのは、”一歩手前料理”として週末に作っておいた<紫玉ねぎのマリネ>)
あとは、30秒で作れると紹介している<冷奴のねぎ塩のっけ>。ねぎは切ってあったので、10秒でできてしまいました(汗)。
副菜は、いんげんを茹でてあったので、いつもはおかか和えですが、”まごわやさしい”をヒントに、きのこ(しめじ)を和えてみたら、わずかながら、食べごたえもアップ。これがあるだけで、なんだか献立のグレードが上がったような……。
あと味噌汁アレンジを参考に、トマトを入れたら思いのほか、相性抜群! さっぱり味で、暑い夏にはおすすめしたいです。

――――素敵~。Wさん、料理人になったら人気出そうですよ! このメニューに盛り込まれたアイデアの詳細は、本書でどうぞ。この、「メイ―ンおかず最強シート」とは?

W 「この本の巻末に付けた、書き込み式の献立表です。自分が作った料理や作ってみたいメインの肉・魚料理を部位別に書き出してみて、得意な部位は冷凍しておくと安心だったり、頻度の低い部位は今後の課題にしたりと、どんどんレパートリーが広がっていきます」

――――では、Wさんにこのシートも書いてもらいましょうかね。お願いします!

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「メインおかず最強シート」に記入したところ、揚げ物が好きなことに気づきました……。
なので今回、得意な揚げ物のレパートリーを広げるべく、安いささみをターゲットにレシピを検索。存在を忘れていた<ささみのごま揚げ>を開拓しました。ほかにも、牛肉(高いけど)はまだまだわからないなぁとか、ダイエットしたい自分にとって、茹でるレシピをもっと取り入れるべきだな、など、収穫は多かったです。

――――な、なんか日記を覗き見してるみたいな背徳感がありますね。でも、Wさんは揚げた魚がお好きなんだということがわかりました!

W 「空欄になっているところが、僕の今後の課題だなと、明確にわかるのは便利でしたね。日常の料理をいかにわかりやすく簡単にするかが、この本のテーマでもあったので」

――――あ、そうだったんですか。

W 「そうですよ(笑)。僕は料理が好きで、料理の本をいっぱい作ってきたので、おのずと周りには‟知りすぎてる”人が多くなっていたんですね。でも、日々の食事ってそんなに敷居が高いものではないし、新米主婦の方や一人暮らしの方が、この本を読んで気軽に料理を楽しめればベストだと思います」

――――敷居は低めだと。

W 「はい。それに高木さんのレシピは、市販のものや缶詰、瓶詰なども否定しないのが素晴らしいんです。だから、本書で紹介するレシピも、近所にあるごく普通のスーパーで買えるようなものしか使ってませんし」

――――確かに、聞いたことないスパイス数種類を、ラム肉の塊にまぶして…みたいなイケメン料理ではないですね。

W 「そういう料理ももちろんいいのですが、現時点で毎日の献立に悩まれているような方には、この本がイチオシですよ!」

――――Wさん、今日はありがとうございました。いつかお店出したら食べに行きますね~。

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著者の高木ゑみさん。お美しいです。

今週の推し本

『もう献立に悩まない』 高木ゑみ 著

ページ数:192頁
ISBN:9784838728619
定価:1,296円 (税込)
発売:2016.07.07
ジャンル:料理

[http://magazineworld.jp/books/paper/2861/]

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