【6/20閉店】またひとつ高田馬場で巨星堕つ! 二郎インスパイア系ラーメン『用心棒Ⅱ階』
ガジェット通信スタッフがおすすめするランチをレポート。本日紹介するのは高田馬場の早稲田通り沿いにある「用心棒Ⅱ階(ようじんぼう にかい)」。
ランチレポ:用心棒Ⅱ階
ラーメン超大国日本における屈指のラーメンバトルフィールド・高田馬場。筆者は中高大と高田馬場に通学し成長したので、その歴史の一端を常に垣間見てきた自負がある。盛者必衰の理を表さんとばかりに、多くの店が生まれ、消えていった。中でも衝撃的だったのが、2013年3月のラーメン二郎高田馬場店閉店。移転前より足繁く通っていた店であり、学生タウン高田馬場にはなくてはならない存在で、閉店後は三田本店を有する某KO大学に負けた気分にすらなったものだ。
しかし!
同年4月。早稲田方面へ向かう早稲田通りに、転生したかの如く二郎インスパイアの店が生まれた。それが「用心棒Ⅱ階」だ。場所は天下一品の上階という極めて挑戦的な立地であるにも関わらず、瞬く間に学生の間で話題に。清潔で広々した店内が特徴的な、実に“気持良くガッツリ食べれる場所”だったのだ。ラーメン特区の高田馬場にはもちろん多数の所謂「二郎インスパイア系」が存在したが、筆者的にはこの「用心棒Ⅱ階」が頭一つ抜きん出ていたように感じる。
突然の悲報
【重要なお知らせ】
用心棒II階はオープンから3年が経ちました、この地で学生さんや地元の方に御愛顧いただきましたがこの度6/20を目処に閉店致します。あと10日ほどの営業ですが皆様のご来店心よりお待ち申し上げます。 pic.twitter.com/yaF4jmsObI
— ラーメン用心棒Ⅱ階@早稲田~高田馬場。 (@youjinbouN) 2016年6月9日
【重要なお知らせ】
用心棒II階はオープンから3年が経ちました、この地で学生さんや地元の方に御愛顧いただきましたがこの度6/20を目処に閉店致します。あと10日ほどの営業ですが皆様のご来店心よりお待ち申し上げます。 pic.twitter.com/yaF4jmsObI— ラーメン用心棒Ⅱ階@早稲田~高田馬場。 (@youjinbouN) 2016年6月9日
そんな折、後輩からとある事実を知らされる。突如として閉店が公式ツイートされたのだ。閉店日は2016年6月20日(月)。高田馬場二郎なき今、最後の頼みの綱感あっただけに非常に残念であるが、高田馬場ではさして珍しい事ではない。とにかく残念だけど、折角だしランチに行こう。
■ランチタイム: 11:15~14:45 無休
■アクセス: 高田馬場から徒歩10分
ランチ時は麺増量か小ライスが無料。
たべたもの「ラーメン豚あり(ランチ)+豚1枚」
こんもりと盛られたニンニクと辛ショウが仲良く並んでいる様子が可愛い。そびえるはアブラを冠に戴いたシャキシャキ野菜の山。麓には形の良い豚。
■たべたもの: ラーメン豚あり(ランチ)+豚1枚トッピング
■値段: 730+90=820円
■内容: ラーメン豚中盛350g(野菜マシ、ニンニク、アブラ、辛ショウ)
■たべた日時:2016年6月15日水曜日14時40分入店
ランチ終了時を見計らって入店したが、前方には10名程先客が並んでいた。結局、約30分程並んだ。流石の人気っぷりだ。
味
★★★★★
高田馬場用心棒といえば「辛ショウ」。無料トッピングで注文すれば、ド真っ赤な生姜の刻みを丸々とラーメンにinしてもらえるのだが、これがまた唐辛子とは違う味のアクセントとなり美味。スープにニンニクを混ぜ、一通り楽しんだ後に辛ショウを投入すると舌の反応を楽しめる。そんなに辛くないのがナイス。
スープはこんな感じの豚骨醤油。意外とスッキリした感じに見えるが、しっかり乳化していて夢中になれる味わい。ミ、ミルキィ!
なお、トッピングのアブラは網で擦られているのでスープに良く馴染む。とにかくアブラをガブガブ飲みたいならお勧めだ。
豚は1枚だと少ないかも、ということで1枚追加したのだがこれがまた正解。新宿区に残存する二郎・二郎インスパイア系だと一番旨いのでは?というほどトロトロクタクタで超美味。形も綺麗で食べやすい。
豚を夢中になって頬張る幸せ、もう味わえないのかあー
少しすると麺が見えてくる。モチモチした食感でパサつきは全く無い、ある種瑞々しい太麺だ。それもその筈、広い店内には製麺所があり、15時になると製麺する音が聞こえてくる。製麺サウンドを聴きながら、ドロドロアブラに絡まった太麺をすするある種非常に贅沢な楽しみ方も可能。五感に響く、なんて楽しい二郎インスパイアでしょう。
お店の雰囲気とサービス
★★★☆☆
明らかにほとんどの客が学生であるが、女子も比較的多い。野菜マシに苦しむ様子なども見られ、学生感ある光景といえる。
紙エプロンなども常備されており、この手の店としては非常にハイレベルなサービスが展開されている。黒烏龍茶は店内の冷蔵庫にある。
評価
ボリューム: 調整可能だが、野菜は結構多い。麺大盛りは500グラム。
オーダーの早さ: 着席してからだとおよそ6分くらいか。
混雑具合: 時間にもよるが、ランチ時は常に混んでいる印象。
その他: 楽しそうな学生が多い。かなり学生時代が恋しくなるだろう。
その他の写真
土日も勿論営業しているので、かつて馬場歩きをした人々、新宿で“美味い二郎”を食べたい人、まだ間に合います。最後のその瞬間に立ち会ってみてはいかがでしょうか。
詳細情報
店名: 用心棒Ⅱ階
ランチメニュー: 麺増量(~500g)か小ライスが無料。
その他メニュー
濃厚つけ麺 780円
濃厚辛つけ麺 780円
まぜそば 780円
電話: 03-3208-5660
場所: 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田3-20-4 金子ビル2F
席数: 12席
おいしいランチ情報を編集部に教えてください
おいしいランチの情報をガジェット通信編集部までお寄せください。
店名、最寄り駅、お店のURL、あなたからの推薦コメントを添えて、ガジェット通信の情報提供フォームから投稿お願いします。
ネット・オタクカルチャー全般に対応。専攻は歴史学。ガジェット通信では生放送業務全般にも従事。1年の1/3は海外。将来の夢は宇宙飛行。
ウェブサイト: http://ktus.hatenablog.com/
TwitterID: @106yoyogi
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。