ミネソタ州の“プリンス法案”が取り下げられる
米国ミネソタ州議会は、アーティストが自身の名前・肖像・画像などの商業利用を管理する権利を明確にし、またアーティストの死後はそれらの保護が相続人にもおよぶことになったであろう法案を破棄することを決定した。
共和党議員のジョー・ホップは、4月にミネソタ出身のプリンスが亡くなったことを受け、いわゆる“パブリシティ権”を設定する法案を提出。プリンスの遺産を管理する代理人が、彼の写真入りTシャツを無許可で販売するなどして他人がプリンスを利用し利益を得ることを心配したのだ。
しかし、同法案があまりに早く進んでいることや予期せぬ結果を招くかも知れないと案ずる声もあった。
自身の選挙区にプリンスの有名な自宅兼スタジオ“ペイズリー・パーク”も含まれるホップは、同法案を取り下げ、懸念される問題をさらに時間をかけて検討することを決めた形だ。彼は来年にも新たな法案として提出したいとしている。
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