3D touchでモバイルゲームの可能性を見た!生まれ変わったモダンコンバット5の操作性が劇的に向上
前々回の記事で3Dtouchマジスゴイと主張したところ、いろんな方に読んでいただいたようでとてもうれしいです。
iPhone6sシリーズをお持ちの方、どうでしたか?使い始めるとクセになるでしょ?
iPhoneSE買ったのに読んでしまった方、すいません!でもそのサイズは本当に素晴らしいです。僕は今でも買おうかどうかもんもんとしています。
さて、今回は3Dタッチで生まれ変わったゲーム、モダンコンバット5と、3Dタッチを利用した、これからのゲームの展望をお話ししたいと思います。
生まれ変わったモダンコンバット5…あなたにはもう隙はない
簡単に説明すると、モダンコンバット5はゲームロフトから発売されているFPS(一人称視点のシューティングゲーム)です。ゲーム画面では自分が操作するキャラクターは表示されず、そのキャラクターの視点でストーリーが進みます。
例えば、あなたが銃を構えて敵を撃つときは、画面には銃を持ったあなたの腕だけが見えていて、全身像は見えないのです。
このFPSというジャンルのゲームは、多くの場合素早い反応が必要になります。
「敵に撃たれた!早く反撃しなければやられてしまう!」
こんな時、従来のスマートフォンFPSではこんな感じで操作してました。
照準を合わせるため、画面をスワイプする。
↓
射撃するため、いったん指を離して、銃のアイコンをタップする。(このとき誤操作も多く、照準の微調整も難しいです)
↓
銃を撃つと、リコイル(発砲した時の反動)があるので照準がブレたり、敵が逃げたりする。
再度照準を合わせるため、アイコンから手を離して画面をスワイプ。
↓
また射撃アイコンをタップ。
こんな感じでした。かったるいですよね!パソコンのマウスを使ったFPSをやったことがある人なら、とても遊べたもんじゃない、と思うでしょう。
でも3Dタッチがあれば、同じ状況でも、まるでマウスを使ったかのようにスムーズに操作できるのです。
照準を合わせるためにスワイプして、そのままピークで射撃。
↓
リコイル、もしくは敵が逃げるが、指はそのままでスワイプして照準を合わせてピークで追撃。
これだけ。狙って撃つのがほぼワンアクションです!
また、「銃の引き金を引く」という動作は、「アイコンをタップする」よりも「Peekで押し込む」ほうが感覚として近いと感じます。引き金に指をかけたまま、撃つ時には指を絞り込む…親指を画面に乗せたまま、撃つ時には指を押し込む…。
これらの操作が新たに採用されたことによって、このゲームは劇的に操作性が向上しました。これはまさに3Dタッチを活かしたゲームと言えるでしょう。コンシューマ機を含めたモバイルデバイスで、これほど快適にFPSができる端末はiPhone6sシリーズ以外にないのではないでしょうか。
他に対応してるゲームはあるの?
正直なところ、いまは対応しているゲームは少ないですし、何より目立たないです。AppStoreのゲームランキングを見てもらえば分かるかと思いますが、今の主流はアクション性が薄いパズルやRPG、音楽ゲームばかりですから、なかなか目につかないんですよね。
今回紹介したモダンコンバット5だって、もっと大きく取り上げてくれればいいのに、アップデート履歴の一番最後にちょろっと書いてあっただけ。「これプレイしてる人間でも見逃すだろ!」ってレベルです。デベロッパもまだその有効性と革新性に気づいてないか、市場が熟するのを待っているのかもしれません。
(「じゃあまだ3Dタッチは要らないの?」なんて思う人もいるでしょう。ふっふっふ…違うのです。まだ普及してないからこそ、他のプレイヤーと差をつけることが出来るのです!モダンコンバットなんて二手間かかる動作がひとつで出来るんですから、それができないプレイヤーよりも断然有利です。未開拓だからこその旨味は今しかありません。)
3Dタッチは今後、どんなゲームに活用される?
ゲームに関していえば、3Dタッチの新しいところは「即応性に優れ、微調整が出来る」ということ。アクションゲームやレースゲームなどには特に有効そうです。
いま思いつくだけでも、
・格闘ゲームでの攻撃の使い分けや、必殺技をベストのタイミングで簡単に出せる。
・シューティングゲームで、すぐにボムを発動できる。
・音楽ゲームなどの鍵盤をたたく力を調節できる。
・脱出ゲームのギミックとして使える。
・落ちものパズルの回転・逆回転や即落としを少ないボタンで素早く行える。
これだけあります。単純にボタンの数を減らして視認性を高めることや、快適な操作性を得ることもできるでしょうけども、そもそも今まで存在しなかった概念ですし、色々と応用はできそうです。
素人の僕がこれだけ思いつくのですから、プロのデベロッパやデザイナーさんはもっと意外で斬新なモノを作り出せるでしょう。
そうしてきっと、体験して初めて「やられた!こんな使い方があったのか!」なんて感動するに違いありません。
まだ発展途上ではある3Dタッチ対応ゲームですが、今後はどんどん増えていくでしょう。いつか6s以上の端末がメインストリームになったら、3Dタッチ必須のゲームだって出てくるかもしれません!
今後の展開が楽しみですね!
画像出典
全て『モダンコンバット5』からのキャプチャ画像。
画像内のテロップは筆者によるもの。
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(執筆者: monkeyjet) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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