7インチAndroid 3.2搭載タブレット「Acer ICONIA Tab A100」開封の儀
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「Acer ICONIA Tab A100」を入手したので開封の儀を執り行います。A100はHoneycombバージョン最新OSであるAndroid 3.2を搭載した7インチ型のコンパクトなタブレットです。今のところHoneycombタブレットは、10.1インチディスプレイを搭載した端末が殆どですが、Android 3.2が登場したことによりlこの手のサイズのタブレットがちらほら出てくるようになりました。A100はその1発目の端末です。今月上旬に米国で発売されたA100を輸入しました。今回入手したA100はインターネット接続機能としてWi-Fiのみをサポートしたモデルです。ストレージサイズ8GBで価格はなんと$329。激安です。入手するのにかかった総費用は端末代$329+国際配送料と転送手数料合わせて$35+通関手数料700円・・・約29,000円。輸入したとしても3万切ってしまうほどの激安ぶり。安いですが、Tegra 2 1.0GHz、1GBのRAM、前後にカメラ、DLNA機能など他のHoneycombタブレットと比較してもディスプレイサイズ・ストレージ容量・バッテリー容量以外の面はほぼ同じスペックを誇っています。日本で発売されるとすれば価格は29,800円という水準になるのではないでしょうか。では開封していきます。まずはパッケージの中身です。同梱品はA100本体、充電アダプタ、USBケーブル、取扱説明書類といういたってシンプルなものとなっています。問題ありません。A100はマイクロSDカードに対応していますが、カードは含まれていませんでした。
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A100のディスプレイサイズは7インチで、解像度は1,024×600ピクセル(WSVGA)です。現在主流となっている8.9 or 10.1インチ(解像度1,280×800、WXGA)よりも低いサイズに合わせてHoneycomb UIが調節されています。具体的にはホーム画面やアプリ一覧に表示するアイコンの数を減らし、パーツの間の隙間を狭くしてWXGA端末でのボタンやウィンドウなど各パーツの表示サイズを維持していることが挙げられます。解像度がWXGA端末より低いこともあり、ポップアップウィンドウなどは画面サイズに対して大きく表示されます。片手で楽々持てるサイズの小さなタブレットですが、上記のようにUIが調節されているので使いにくいとは感じませんでした。10.1インチ端末を操作する際は手や腕をを動かす必要がありますが、A100では指を動かす程度の仕草で操作できるので個人的には10.1インチのHoneycombタブレットよりもUIを操作しやすいと感じています。
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ポートレート表示ではこんな感じです。ベゼル下部にはタッチ式のホームボタンが別途搭載されています。ランドスケープ表示で端末を持つ際にちょうど親指のところにホームボタンが位置するので、ホーム画面に戻りやすいのではないかと思います。
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背面はプラスチック素材の外装で光沢があります。500万画素のCMOSカメラの左にはフラッシュライトが搭載されています。
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端末の左側面(ポートレート表示だと上部となります)です。こちらにはFCC IDのラベル、POWERボタン、3.5mmのオーディオジャックが搭載されています。
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端末上部です。ボリュームボタンの右側には回転をロックするためのつまみが搭載されています。回転のロックはソフトウェアでも固定させることもできますが、専用のつまみがあると音量を調節する感覚で手軽に切替えることができるので結構便利だと思いました。カバーで隠れていますが、ボタンの反対側にはマイクロSDカードスロットとSIMカードスロット(A100では使えません)が搭載されています。
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右側面です。右から電源、マイクロUSB、ドックコネクタ、マイクロHDMI、そして2つのステレオスピーカー、マイクが搭載されています。
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下部には何も搭載されていません。
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Galaxy Tabをお持ちの方はイメージできると思いますが、A100は片手で楽々掴め、持ち運ぶことができます。ジーンズのポケットやスーツの胸ポケットにも納まりました。
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端末の設定メニューです。見てお分かりの通り日本語に標準対応しています。が、日本語対応のIMEアプリは含まれていませんので別途Androidマーケットからダウンロードする必要があります。最近ではHoneycomb向けの日本語IMEも選べるようになってきているのでそこら辺は問題ないと思います。
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OSバージョンはAndroid 3.2。
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今回入手したのは8GBモデルで実際に利用できるストレージの容量は5.3GB程度でした。
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特出すべきはこのドルビーモバイル。A500と同じくA100でもサポートされています。ドルビーモバイルはドルビーのモバイル向けサラウンドサウンド技術で、映像や音楽などコンテンツの音を映画館やホールで聴いているかのような臨場感あふれるものにしてくるところが個人的に気に入っています。ドルビーモバイルをサポートした端末は結構少ないのでA100はその点においては貴重な存在になると思います。
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手持ちの端末と大きさを比較してみました。左からXOOM(10.1インチ)、Galaxy Tab(7インチ)、A100(7インチ)、Optimus Pad(8.9インチ)です。XOOMと比較すると大きく違いますね。8.9インチのOptimus Padよりもかなりコンパクトであることが分かります。Galaxy Tabより縦に少し長いです。
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右側のスマートフォンは3.7インチディスプレイのXperia neoです。
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7インチHoneycombということで現在主流の10.1インチ端末と表示にどのような違いがあるのか気になる方も多いかと思います。そこで10.1インチディスプレイのGalaxy Tab 10.1と並べて撮影しました。
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Galaxy Tab 10.1のホームに配置できるショートカット数は8×6=48、A100では6×5=30です。
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