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【ライヴ・レポート】絵恋ちゃん、初の新宿LOFTワンマン決定「無謀な挑戦かもしれないですけど、ついてきてください!」

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絵恋ちゃんが10月11日、自身の生誕を記念したライヴ・イベントを東京・目黒鹿鳴館で開催した。

イベントでは絵恋がバンド編成でライヴを行ったほか、少女閣下のインターナショナル、ぱいぱいでか美、星名ふみみ、偶想Drop、熊田佳奈絵、合法幼女症候群、2&(ダブルアンド)、森乃真琴、姫乃たまという計10組が出演し、誕生日を祝った。ライヴ後には、2016年5月7日に東京・新宿LOFTでワンマン・ライヴを行うことを発表した。

会場には絵恋の手づくりという装飾が施され、ステージの後方には大きく「祝14さい」の文字があった。出演者のほとんどは、ファンの有志が作った黄色い生誕記念Tシャツを着用して登場。少女閣下のインターナショナルの里咲りさはライヴ中に「絵恋ちゃんに本当はいくつになるのか聞いたら、14歳になるって言われた」と明かし、ぱいぱいでか美はステージ後方の文字を見ながら「よくもこんなに大きな字で嘘を書きますね(笑)」「何回目の14歳になったんだろう…めっちゃ気になるけど聞かないでおこう。改めて、おめでとうございます!」と愛情たっぷりに話すなど、出演者はそれぞれの言葉で絵恋を祝福した。また、森乃のステージには絵恋がゲストで登場し、コラボレーションを披露するなど、この日ならではの特別な試みもあった。

9組がパフォーマンスを終えると、スクリーンに絵恋の楽曲を手がける作曲家・中村友則や出演者からのメッセージが流れる。幕が開いて絵恋が登場し、この日発売のシングル表題曲「天狗」を披露。場内には大量の風船が舞い、客席から「天狗」コールがおこるなど、早くもテンション全開だった。「みなさんこんばんは、絵恋です! よろしくお願いします!!」と元気よくあいさつし、次の曲に行くのかと思いきや、ここで突如、場内が暗転。そして14本のロウソクが灯ったケーキを持った姫乃がステージに登場した。続いて「ハッピーバースデー」を歌うサプライズから、ヘッドフォンがプレゼントとして絵恋に手渡され、「もっとすごいプレゼントがあるんです」と姫乃が話すと、なんと絵恋がデザインしたものをファンが実際に形にしたという寿司を模した衣装がプレゼントされた。

絵恋は「オリジナルの衣装を1着も持っていなかったんですよ。それを、おまいつ(※毎回のようにライヴに訪れるファン)の方に愚痴を言ってたんですけど、実現してうれしいです。早く着たい!」とうれしそうに話すと、感謝の言葉を述べた。姫乃は「絵恋ちゃんおめでとう! がんばってね」と言い残しステージを去った。

「あなたもあたしも悪代官」を歌うと、一度捌けて先ほどの衣装にチェンジ。さらにバンドも登場し、生演奏で新曲「スシ食ってんじゃねェ!」を披露した。ヘヴィなバンド・サウンドに客席の熱気も急上昇。絵恋の「衣装どうですか? お寿司だよ」という言葉に観客は「かわいー!!」と絶叫した。「今日の主役はおまえらだから、自分のために楽しんで帰ってね。普段はこういうこと言わないんだけど、誕生日だから… 本当にみんな、いつも感謝しています。だから今日は、みなさんに気持ちを込めて歌いたいと思います」という感動的なMCのあとに披露されたのは「社交辞令」。客席はそんな冗談(?)はお構いなしに「えったん」コールで応えた。

絵恋が「今日は楽器にお越しくださいました」と話すと、ひとりずつバンド・メンバーを紹介。「昨日まで14才だったので、今日で14才になりました」と改めて誕生日を報告し、「パパとママとみんなに無職でいることを謝る気持ちを込めて、最後にこの曲をやります」と紹介すると、演奏されたのは「就職しないとナイト」。会場をこの日一番の熱狂の渦に巻き込み、本編は終了した。

アンコールで絵恋は生誕Tシャツに着替えて登場。「今日は本当に生誕ライヴをやることができてうれしいです」と切り出すと、「いろんな人と出会ってきて、結構楽屋とかで馴染めないことが多くて。ソロだしフリーで運営さんとかもいないから、ひとりぼっちで浮いてるなと思うこともあるけど、今日出た人はそのなかで出会った絵恋と同じズレてる人で(笑)。そういう部分で、みんなお互いに仲良くなれて、出会えて良かったなって」と思いを語った。

さらに「実は今日のタイム・テーブルは迷ったけど、後ろから絵恋と出会った順番にしました。正確じゃないかもしれないけど、絵恋の記憶の中での、相手と友だちになった順番です。これからも仲良くしてください。貴重な時間をいただいて、本当にありがとうございます」と出演者に感謝の言葉を贈ると、「みんなも家庭とか、ほかの現場とか、いろんなことを乗り越えて、ここにきてくれてありがとう」とファンへの思いも口にした。

再び演奏へ。ギターとキーボードのみの演奏をバックに、バラード「なぜか涙が出ちゃうんだ」を歌いはじめると、観客は一斉に黄色いサイリウムを光らせる。観客のほとんどは生誕Tシャツを着ており、一面黄色く染まった客席を絵恋はゆっくりと見回しながら、感情を込めて、時折声を震わせながら歌った。暖かい拍手がステージに贈られるなか、絵恋は顔を抑えながら深くお辞儀をした。「ごめんね。推しの物販を待ってる人もいるよね?」と気遣いつつ、最後にバンドで「カラシメンタイコ」を披露。息がぴったりの手拍子とコールに、絵恋はうれしそうな笑顔をみせた。

演奏が終わると「楽器のみなさん、本当にありがとうございます。アイドルのみなさん、本当にありがとうございます。鹿鳴館さんとか、いろんな大人もありがとうございます。そして、来てくれたみなさん、本当に本当にありがとうございます! 絵恋ちゃんでした! ばいばーい」とあいさつ。そして最後にもう一度、絵恋がステージに戻り「来年の5月7日に新宿LOFTさんでワンマン・ライヴをやります! 無謀な挑戦かもしれないですけど、ついてきてください!」と発表し、イベントを締めくくった。

グルーヴ感抜群のバンド形態の演奏でみせた新境地。そして歯に衣着せぬ発言が注目されがちな絵恋が、たびたび語ったファンや共演者への思いが印象的なライヴだった。この日、入場時に来場者へ配布された「しおり」には、セットリストやスケジュールとともに、ファンへのメッセージも書かれていた。そのなかで、ファンである「えれにすと」を「家族」と表現し、「ひとりっこでさみしかったけど、今は大家族。であえて良かった」とつづった。また、新宿LOFTワンマンへの意気込みとして「ただ『ワンマンをやる』じゃなくて『ワンマンを成功させる』ために これからも せめていきます!」「えれにすとがいれば なんでもできちゃうって えれんは思っているんだよ!」「いつもありがとう そして よろしく」と書かれていた。

OTOTOYのインタビューで「いまの夢」だと語っていた初の新宿LOFTでのワンマン。これほどまでに強いファンとの信頼関係は、ワンマン成功への大きな力となるだろう。生誕ライヴ以降、大きなアイドル・イベントへの出演やメディア露出も増え、Carbonic Acidとのコラボ音源『エアーパッキンガール』を発売するなど精力的に活動してきた絵恋が、新宿LOFTという夢の舞台でどのようなパフォーマンスを観せてくれるのか、楽しみに待ちたい。(前田将博)

撮影 : 箪笥

〈絵恋ちゃん生誕ライヴ〉
2015年10月11日(日)目黒鹿鳴館

1. 天狗
2. あなたも私も悪代官
3. スシ食ってんじゃねェ!
4. キリタンポ!
5. 社交辞令
6. ナポレオン・ボナパルト
7. 就職しないとナイト

アンコール
8. なぜか涙が出ちゃうんだ
9. カラシメンタイコ

・絵恋ちゃん、過去音源を一挙配信スタート&中村友則との対談掲載(OTOTOY特集ページ)
http://ototoy.jp/feature/2015092703
・絵恋オフィシャルサイト
http://eren.sorashi.com

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