話題の新OS搭載ノートパソコン『Google Chromebook』を個人輸入してみた
Googleが満を持して投入してきたChromebook。
残念ながら日本ではまだ発売されていませんが、どうしても欲しい場合、アメリカの通販(Amazon.comなど)で購入し、日本に発送してもらう必要があります。ただ、米Amazonの場合、Chromebookはアメリカ国内しか発送先に指定できません。
アメリカ国内に知り合いがいれば、その住所に送ってもらい、日本に転送してもらうという手段がとれますが、海外に知人がいる人はそれほど多くはないと思います。そんな時は転送サービスを利用すれば、日本へ商品を転送してくれます。
要は
” アメリカのネット通販(Amazon.com)で購入 → アメリカ国内の転送サービスに配送 → 転送サービスから自宅に転送 ”
という流れで自宅に到着するわけです。
1.転送サービス会社に登録する
私の場合、『 USAでお買い物.com 』(https://www.usadeokaimono.com/)というサービスを利用したので、この会社の利用法をメインに解説します。ただ、” アメリカ 転送サービス “と検索すれば数多くの転送サービス会社がヒットします。サービスの流れはどの会社も大差無いので、料金や会社の規模など自分に合ったサービスを選択しても問題ないと思います。
左サイドバーの新規登録から新規会員登録ができます。氏名、メールアドレス、日本の住所等の必要事項を入力すれば登録は完了です。
登録時に設定したメールアドレス、パスワードでログインした後、左サイドバー下部に「転送サービスご住所の記載方法」という項目があります。ここに記載されている住所が、Amazon.com等で入力する発送先になりますので、しっかり内容を確認しておきましょう。
2.Amazon.comに会員登録して、Chromebookを購入する
米Amazon.comの登録法は、日本のAmazonと大して変わりません。
Amazon.com(http://www.amazon.com/)にアクセスし、ページ上部の「Start here」をクリックします。登録用のメールアドレスを入力した後に「No, I am a new customer」を選択し、「Sign in using our secure server」をクリックします。続いて氏名(もちろん英語)とメールアドレス再入力、パスワードを設定すればアカウントが開設されます。
アカウントの開設が終わったら、Chromebookを検索して注文しましょう。現在はSamsung Series 5 3G/Wi-FiとAcer Cromia 3G/Wi-Fiが選択可能です。3G仕様は現状、Verizon Wireless社の回線しか使えないので日本国内だけで使用する人はWi-Fiの方が安くて良いかと思います。
注文の仕方自体は日本のAmazonとほとんど変わらないので、Amazonを利用した事がある人は問題なく注文できると思います。ただし、発送先の住所はさっき登録した転送サービスの住所にする必要があります。この住所がアメリカ国外だと決済画面まで行くことができません。
住所が入れ終わったら、発送スケジュールを選択します。基本的に早く到着する方が送料が高いです。なお、今回については5~8営業日着だと送料無料、3~5営業日が$8.64、2営業日が$10.98、翌日配送が$17.98でした。
発送スケジュールの選択が終わったらクレジットカード情報を入力します。 全てが入力し終わると最終確認の画面が表示されますので、住所等を確認し「Place your order」をクリックすれば注文完了です。
3.転送サービス会社の手続きをおこなう
Amazon.comでの発注作業が終わったら、一番最初にユーザー登録した転送サービス会社に商品登録を行います。
転送サービスにログインし、左サイドメニューにある「転送サービスオーダーご報告フォーム」から必要事項を入力します。 注文ショップのURLはAmazon.comのURLを入力、ショップオーダー番号も注文後メールで送られてくるので、それを入力します。トラッキングナンバーについてはAmazonから発送されないとわからないので、分かり次第、入力しましょう。そして、商品名、金額、数量を入力し送信ボタンをクリックすれば転送サービスオーダーが登録されます。
転送サービスに商品が届くと、転送サービスの会社から到着(ステータス変更)のメールが送られてきます。そうしたら管理画面にログインし、発送依頼フォームから、発送先、支払方法、発送方法、保険の有無を選択し「送信」をクリックします。
すると翌営業日あたりに、送料・転送料金のお知らせが届くので指定金額を入金します。 入金が完了したら「お振込み完了ご報告フォーム」から入金日と入金先を選択し「送信」をクリックすればこちらの手続きは完了です。
4.じっくり待つ
転送サービスからの発送手続きが終わると発送完了のメールが送られてきます。転送サービスの発送ステータス画面でも発送日が記載され、ヤマト便を使った場合は追跡サービスで配送状況を確認できます。
5.Chromebookの購入金額合計と到着までの期間
結局、Chromebookを買うのにいくらかかったかというと、
Samsung Series 5 Wi-Fi Chromebook (Arctic White)本体 ・・・ $429.99
Amazon.comの送料(2営業日配送) ・・・ $10.98
$429.99+$10.98=$440.97×82.425円=36,347円
(カード支払いは為替レート+2円程度で計算されている模様)
転送サービス料金($7)+日本への送料($46.41)=$53.41×86(円レート)=4,594円
消費税 ・・・ 1,000円(関税は掛かりませんでした)。
というわけで、合計41,941円が
Samsung Series 5 Wi-Fi Chromebookの購入にかかった費用になります。
また、かかった期間は
Amazon.com(6月26日発送) ⇒ 転送サービス(6月28日着)
・・・ 2日(2day Shippingを利用)
転送サービス会社とのやりとり(入金等) ⇒ 発送(6月30日)
・・・ 2日
国際宅急便・アメリカ発送(6月30日) ⇒ 自宅着(7月4日)
・・・ 4日
というわけで、転送サービスからは1週間程度で到着するようです。
為替レートのタイミングや、Amazon.comの発送スケジュールによって多少の誤差は発生すると思いますが、大枠の目安になれば幸いです。
この転送サービスを利用すれば、海外でしか売っていない商品を簡単に個人輸入することができるようになりますので、いろいろと活用できると思います。
※この記事はガジェ通ウェブライターの「染谷昌利」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
スマートフォンのXperiaシリーズ、およびAndroidアプリのレビューを行うウェブサイト「Xperia非公式マニュアル」を運営開始。変なスイッチが入ったのか、GALAXY S、IS03を購入しただけでは飽き足らず、まだ日本未発売のChromebookまで個人輸入してしまうほどの大のガジェット好きへ変貌。
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