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交渉部門経験者が語る「家電量販店で賢く値段交渉するための3つのステップ」

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東芝のマスコット、ぱらちゃん / TagPhotoLog

 家電量販店で買い物をする時に、”値段交渉”はしたことありますか?「安くして!」と言う勇気がなくて言えないという方も多いのではないでしょうか?ですが、たとえ少しでも店員さんと話をするだけで安くしてもらえるのなら、やってみる価値はあります。ちなみに筆者は、ある程度の金額で、これは交渉ができそうだなと思える商品に対しては交渉をします。しかも、お互い後味が悪くなるようなことはなく、買い物をすることができます。そこで、筆者が実戦している、誰でもできるLet’s値段交渉講座を行いたいと思います。

 まず認識しておいてほしいのは、家電量販店で表示されている金額には、ある程度値引きされても良い金額が上乗せされていることが多いということです。何も交渉せずに「これ下さい」と言ってしまうと、量販店からしてみるとラッキー♪という感じですね。つまり、値段交渉しなきゃソン!なのです。これを頭に入れたうえで話を進めていきます。

1.準備編

まず、交渉をする相手(店員)の選別です。最近の量販店にはメーカーからの派遣店員がたくさんいます。商品の情報などを聞く場合はまったく問題ありませんが、値段交渉を行う場合、メーカー派遣の人は値段を変更できないことが多いのです。なので最初から値引きの決済権がある量販店の社員に対して交渉をするのが鉄則です。どう見分けるかは簡単。メーカー派遣さんの場合は、たいていメーカーロゴの入ったベストや上着を着用しているか、メーカ名の入った名札や腕章をつけています。それに対して量販店店員は量販店の制服を着ています。そしてその売り場の担当者に話をするのがベストでしょう。あと、もし余裕があれば他の近隣量販店の販売価格も調べておけばさらに交渉がしやすくなります。

2.実戦編

さて、交渉相手が決まったところで実際の交渉開始です。簡単な値段交渉の方法は、大きく2つあります。一つ目は、”○○○と△△△も一緒に買うから安くできませんか?”と交渉する方法。特売品などでしたら、値引きしてもらえないこともあるのですが、この商品は値引きできないけど、一緒に買ってくれるならこちらを値引きしますよ。と言ってもらえる可能性が高くなります。しかも今は地デジ化のために地デジTVやレコーダーなどを買う必要があります。このタイミングで他の商品もまとめて買って安くしてもらうビックチャンスです!
 そしてもう一つの方法は”他の近隣量販店の値段より安くしてもらう交渉”です。最近では店内にデカデカと「他店徹底対抗!」などと書かれたポスターやPOPを貼っている量販店も多いので、これは必ず行ったほうがいいでしょう。もし近くに何店舗かあれば多少の時間はかかりますが、店舗を見に行くかチラシをチェックするべきです。そして勇気を出して言ってみてください!「近くの量販店Bさんは、ここより安いんだけどその値段より安くできますか?」他店が極端に安い見切り品やアウトレット品であれば無理ですが、通常商品であれば値段を合わせてくれるか、他店より少し安くしてくれることが多いですよ。

また交渉の際のテクニックとしては”心の中は強気で、言葉や態度は申し訳なさそうに言う”ということ。勇気を振り絞りすぎて「安くしろ!!」と頭ごなしに言ってしまうと、相手も人間ですからね。こんなお客さんには売ってやらん!という気持ちになるかもしれません。また、たまに量販店で見かけるのですが自分で交渉が出来ないから、友達や家族を何人かを連れてきて一番強気にものを言える人に「安くして!!」言ってもらい、まわりの人が乗っかるように「そうだ!安くしろ!」と店員を囲んで脅迫するかのように値引きをしてる人。これも逆に店員をムキにさせてしまうばかりか、なんとか安くしてもらっても後味が悪くなってしまい。2度とこの店に行けなくなってしまいます。
 申し訳なさそうに言うことで、逆に店員さんを味方につけてしまうのです。敵にしてしまうと安くしてもらえる商品も、安くしてもらえなくなりますからね。

3.実戦応用編

では、筆者が1ヶ月ほど前に実際に行った値段交渉を紹介します。
交渉商品 :洗濯機 コンパクトデジタルカメラ

・交渉する洗濯機の価格
交渉店舗A チラシ掲載特売価格¥63800  近隣店舗B¥63000(アウトレット)
標準相場¥69800(購入当時)

●交渉スタート●
筆者(以降:さ) すいません。この洗濯機ってもう安くなったりしませんか?(申し訳なさそうに)
店員(以降:店) いやー、これはチラシに載っている特売商品なので、もう無理ですね。

さ: うーん。(困った顔で)実は正直に言いますと、ここに来る前に近くのB店に行ったんですがこの値段より安いんですよ。
   ※ポイント!ここでは、まだBの金額を言わない。
店: えぇっ!?ちょっと待ってくださいねー。(電卓をたたきながら)きょっとキビシイですが¥63000なら……。
   ちなみにB店さんは、いくらになってました?

さ: この金額が出てたんですが(値札の800円を手で隠す)B店さんの店員さんは、もうちょっと安くしてくれるって言ってくれたんですね。
   ※ポイント!B店の金額63000円(アウトレット展示品)は本当だが、B店で店員とは値段交渉していない。
    値下げできる限界値を調べるために、ゆさぶりをかける。
店: ちょっときびしいですが……。これくらいで……。(電卓でさらに1%引きくらいの金額(6万2千数百円)を提示される)

さ: これは無理ですか?(端数を手で隠して60000円を提示する)
店: それは絶対に無理ですよー。
   ※ポイント! これで値下げ限界値が62000円前後だとわかる。

さ: そうですか・・・。(残念な表情で)実は・・・、デジカメも買おうと思っていまして
   B店さんには僕の欲しいデジカメはなかったんです。でもここA店さんにはあるんですよね。
   もし、安くしてもらえるなら、今ここでまとめて買おうと思ったんですが……。
   ※ポイント!一度引く。帰るようなそぶりを見せる。

店: デジカメはどれですか?
(さ: 喰いついたっ!いける!)※心の叫び!笑

さ: もし仮に、一緒に買うならデジカメの値段を引いてもらうことはできますか?
店: 出来る限り引かせてもらいますので見に行きましょうか。
   ※ポイント!「もし仮に○○なら△△できますか?」は、営業テクニックでいう”セミクロージング”
          店員がまだ、どんな商品か見てもいないのに値引きすると発言させることに成功!

さ: このデジカメなんですが、いくらになりますか?(さっき値引きするって言ったよね!という表情)
   ※デジカメは、見切り処分一点限りの金額。すでに相場よりはるかに低い金額が提示されている。
    値段交渉をする以前に、下調べ済
店: これは、ちょっと……。

さ: えぇっ!?(おおげさな「えぇっ!?」安くするって言ったのにの表情)
店: ちょ、ちょっと待ってくださいね!(責任者らしき人の元へ走り話を始める)

結局、洗濯機は設置、古い洗濯機の撤去&リサイクル代金を含めて64000円
洗濯機自体の金額は、61000円(新品)くらいだったと思います。平均相場より8千円ほど安く購入成功
デジカメは、1ヶ月たった現在(6/末)でも価格コムの最安値25000円ですが、18000円で購入成功
トータル平均相場から1万5千円ほど安くしてもらい
『本当に良いんですか♪』と笑顔で言いながら、お買い上げいたしました。

常にここまでうまくいくとは限りませんが、交渉も数をこなすと慣れて上手になりますので、ぜひ皆さんも挑戦してみてください。

最後に、筆者が以前働いていた会社で配属されていた部門は、ネゴシエーター(交渉人)という名前でした。もちろん普通の営業会社(大阪)ですけどね。ただし、あくまで私が過去に仕事で経験した営業やネゴの技術を自分なりのやり方で使っているだけなので、毎回成功することはありません。もしかするともっと交渉上手な人がいるかもしれないので、あくまで参考程度にしていただけたらと思います。

※この記事はガジェ通ウェブライターの「さきえる」が執筆しました。
アメブロで『エヴァンゲリオン情報局 最速ヱヴァ情報evacollection』という情報ブログをしています。エヴァに関する情報を集めて発信&イベントなどを企画しています。仕事は商品ネット販売&デザイン営業などです。趣味はテニス。

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