全国の独身者が結婚すれば消費電力が50%に? 『強制「節電」入籍セット』発売
電気は節電、愛は発電……またしても珍妙なキャッチコピーとともに、新たな『強制プロポーズセット』が登場しました。バージンダイヤモンドは『THE BEST SURPRISE』の新商品として、結婚と節電を呼びかける新アイテム『強制「節電」入籍セット』を、“恋人の日”6月12日に発売します。一般家庭にも15%の節電が呼びかけられる今年の夏。ひとり暮らし同士のふたりが共に暮らし節電を行えば、家庭の消費電力は50%減になる!?
つきあっているふたりが一緒に住むようになれば、消費電力を半分にすることも可能ではないか――同社の調べによると、全国の25歳~44歳の独身者約1440万人全員が結婚して同居し節電に励めば、東京電力の電力不足量1500万KWの4分の1が節電可能になるそうです。そこで、「プロポーズして結婚に進むことが社会貢献にもつながる」と考え、『強制「節電」入籍セット』を発売することにしました。
セットの内容は、「ホンモノの指輪を買うために貯金します!」という『誓約書』、その約束を象徴する『ぶたの貯金箱』、『プロポーズリング』、『バスアロマキャンドル』(愛する二人に電気は不要!)、同社オリジナルの『「電気は節電、愛は発電」チェックシート』、『婚姻届』(記載方法説明書つき)、そして相手の印鑑です。
「節電のために一緒に暮らすなら、家族との同居やシェアハウスでもいいのでは……?」というツッコミをしたくなりますが、『強制「節電」入籍セット』は婚活フォローアイテムを開発することで、日本の少子化抑制に貢献するサービスを展開する『THE BEST SURPRISE』の新商品。いざとなると切り出しにくいプロポーズを後押しするアイテムとして活用してみてはいかが? 価格は9248円(※急に幸せ、税込み)、同社ウェブショップにて販売します。
ちなみに、“恋人の日”はブラジルで縁結び・女性の守護神とされる聖アントニオの命日の前日で、1952年に定められて以来恋人同士でフォトフレームを贈り合う年中行事として定着しました。日本でも、全国額縁組合連合会が1988年から普及に取り組んでいるそうですよ。
つまり、こういう取り合わせっていうことですかね。
京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。
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