高橋名人退職で名前使用不可能に!? 「高橋名人」が商標登録されていた
先日ゲーム名人の有名な高橋名人が、自身のブログ『16連射』で長年勤めてきたハドソンを5月31日で退職すると発表。その衝撃にゲーム業界が騒然となった。高橋名人は主に30代前後のユーザーにファンが多く、ファミコンユーザーに支持されている。『スターフォース』、『スターソルジャー』と言ったシューティングゲームを得意とし、毛利名人との勝負で同スコアという名勝負を行ったこともある。
高橋名人は全国的にブームになり、『高橋名人の冒険島』、『バグってハニー』などに登場するほど。そのブームは加熱し更には「高橋名人逮捕」というデマまで流れた。
本名である高橋利幸(たかはしとしゆき)よりも「高橋名人」としての愛称の方が有名なくらいだ。
しかし退社後に「高橋名人」と名乗れなくなる可能性が出ているのだ。その理由としてハドソンが2005年に「高橋名人(タカハシメージン )」を商標登録しているのが原因だ。
2005年4月にハドソンはコナミの子会社化とされたが、その数ヶ月後に「高橋名人」の商標登録を済ませている。コナミの商標登録と言えば過去に不買運動問題が起きた。「ビジュアルノベル」という言葉をコナミが商標登録し激怒したユーザーが不買運動を起こした。最終的に出願は特許庁により拒絶査定されている。
そのほかにも「デュエル」という言葉も登録しておりタカラトミーのライバルカードゲーム『デュエル・マスターズ』からデュエルという言葉を奪った。
今回の「高橋名人」の商標登録は何のために行われたのか不明だが、退社後は名人の肩書きも「高橋元名人」となるかもしれない。ハドソン(コナミ)側と使用許可が下りればそれで万事解決なのだが、そう商標登録されている言葉を使わせてくれるだろうか。
ちなみにイラストも使用できなくなるとか(過去の記事参照)。
長年勤めてきた会社なだけに失う物は多い。
商標出願・登録情報検索(詳細画面)
高橋名人がハドソンを退社で「バーイハドソン」! 今後は名人のイラストが使えなくなる?
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