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【武雄市図書館】蔵書購入費から安全対策に充当されていたことが判明 樋渡啓祐前市長「関知していなかった」

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佐賀県武雄市図書館が、2013年のリニューアルでTSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を指定管理者した際、選書に偏りがあったことが問題視されています。
そんな中、武雄市が2015年09月11日に蔵書購入について説明。利用者の安全対策に対応した整備等が緊急に発生したため、蔵書購入費2056万円が中古本を756万円で購入することで抑えられ、1224万円を安全対策に充てたと発表しています。

武雄市図書館リニューアルオープン時の蔵書購入について(たけおポータル)
http://www.city.takeo.lg.jp/information/2015/09/002437.html [リンク]

・当該図書の選書についてはCCCが行い、市が確認して整備を行いました。
・委託業務を進める上で、利用者の安全対策に対応した整備等が緊急に発生したため、教育委員会の判断により委託料の範囲内で調整を図り、中古本(756万円)を購入することで当初予定額(2056万円)を抑え、安全対策を講じることとしました。
・ここでいう安全対策とは、書架の高い部分には本の落下防止として柵を新たに設置したこと、また、キャットウォーク上の書架については壁側に荷重がかかるような対策等(1224万円)を講じたものであります。

この判断について、武雄市教育委員会は市議会や関係各所に「十分な説明を果たしていなかった」として謝罪。CCCからあった「より精度を高めた蔵書を導入したい」という寄贈の申し出について受け入れる方向で協議するとしています。

また、同図書館のリニューアルを推進した武雄市前市長の樋渡啓祐氏は、自身のブログでこの経緯に触れ、「この決定プロセスについては、教育委員会及び現場に委ねており、当時の行政の最高責任者である私が詳細まで関知していなかった」とし、説明を怠っていたことについて「私の責任は重い」と謝罪しています。

武雄市図書館リニューアルオープン時の蔵書購入について(樋渡社中)
http://hiwatashishachu.jp/blog/1188/ [リンク]

この蔵書購入費を安全対策に充てたことについて、ネットでは「外観をきれいにして中身を削ったのか」という批判が続出。また、CCCの選書に関して「説明がない」といった声や、「取り繕うほど苦しくなっている」といった感想などが見られます。

現在、武雄市はCCCとの間で結ばれた業務委託契約で支出された1億8073万2753円を樋渡氏に損害賠償請求を求める住民訴訟を起こされています。また、樋渡氏はCCCの100%子会社ふるさとスマホ株式会社の社長に就任しており、両者への風当たりはさらに増すことになりそうです。

※画像は『たけおポータル』より

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記者:

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

ウェブサイト: http://yaplog.jp/parsleymood/

TwitterID: parsleymood

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