蓮舫大臣、石原都知事の「津波は天罰」発言に不快感
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蓮舫節電啓発担当相は2011年3月15日午前に行われた定例記者会見で、前日に石原慎太郎・東京都知事が「(津波は)日本に対する天罰だ」と発言したことに対し、「理解できない」と不快感を示した。
時事通信の記者によると、石原都知事の「(津波は)日本に対する天罰だ」という発言は蓮舫大臣と面会した直後、記者団から東北地方太平洋沖地震について聞かれたときに飛び出したもの。会見でこの発言について質問が投げかけられると、蓮舫節電啓発担当相は強い口調で以下のように述べた。
「都民の方に計画停電についてご協力とご理解を得るために都知事とお会いした。その直後に『天罰』という言葉が出てきたことは、被災者の皆様のことを考えても、正直理解できない」
また、フリーライターふじいりょうからの「石原都知事からコンビニエンスストアの深夜営業を制限する政令施行を求められたが、屋外広告やパチンコ店などに拡大して施行することを検討しているか」との問いに対しては、「政令で規制するのが本当に適切なのか。国民の皆様方の冷静な対応、積極的なご協力があって、電力消費は供給内に収まっている」とし、石原都知事の提言に否定的な見方を示した。
なお、「時事ドットコム」によると、石原都知事は15日昼の会見で、「天罰」発言について「添える言葉が足りなかった。撤回し、深くお詫びします」と陳謝したとされる。
(ふじいりょう)
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