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GDP世界一の都市・東京

My Life After MIT Sloan

今回はLilacさんのブログ『My Life After MIT Sloan』からご寄稿いただきました。

GDP世界一の都市・東京
先日、日経産業新聞を読んでいたとき、一面に出ていた世界の都市GDPランキングが目に飛び込んできた。PWCCが出している試算 *1 らしい(リンク先に30位までのランキングがある)。

GDP世界一の都市・東京

*1:「新興市場都市経済 世界GDPランキングで急速に上昇」PWCC から引用
http://www.pwc.com/jp/ja/tax-global-report/largest-city-economies-2009.jhtml

なんと、東京が2008年の試算で、さらには2025年の予測でも世界で1位になっている。2位がニューヨーク。国別のGDPでは、去年くらいから中国に抜かれて3位に転落。さらに先々週は、日本国債も格下げされて、あのスペインより下になっちゃったし。

「あー、もう世界の経済ランキング系では日本はダメだね〜。こうなったら目指すはナンバーワンよりオンリーワン? (←古い)」

なんて気持ちになっていたが、こんなところに1位が残っていたか! という感慨。

それにしても、次なる疑問は「何で国別GDPでは米国、中国に次いで世界3位なのに、都市別では東京が1位なの?」ということじゃないだろうか?

1.世界に誇る広大な関東平野にMegacity、東京
ここで1位になっている“Tokyo”とは、いわゆる行政区分の“東京都”のことではない。東京都を中心とする関東平野全体の経済圏“東京圏”(神奈川、埼玉、千葉を含む)を指す。

都市の周りには、ベッドタウンや工場、オフィス郡が存在する。実際、東京で働いて給与をもらっている多くの人は、実際には千葉や埼玉に住んでいたり、郊外のベッドタウンに住む人が、買い物などの経済活動を都内や横浜などでするだろう。このように、郊外の地区を都心の経済活動と切り離すことができないため、まとめて大きな都市の概念として考えるのだ。こういう大きな都市の概念を、英語でMegacity、もしくはMegalopolisなどと呼ぶ。

東京圏のMegacityは、昔から非常に面積が広く、人口が大きいことで知られる。一般的にアジア地域のMegacityは欧米より大きいが、その中でも特に関東平野は、世界のどの都市を擁する平野より圧倒的に広く、どこまでも“街”がきれない。
新幹線で行っても2時間以上“街並み”が切れないのは世界でも関東平野くらいだろう。『Wikipedia』のMegacityランキング *2 を見れば明らかなように、東京圏はどの都市よりも圧倒的に多い、3400万人もの人口を擁している(2位は中国の広州地域で、2500万人)。

*2:「Megacity」『Wikipedia』
http://en.wikipedia.org/wiki/Megacity

つまり、この広い関東平野は日本の人口の約4分の1もの人口を有し、加えて、そうは言ってもまだまだ強い日本の経済力に支えられ、東京圏のGDPを世界1位に押し上げているわけである。

2.まれに見る、首都一極集中構造
そうは言っても、国別GDP1位2位の米国や中国に比べると、圧倒的に東京が国のGDPに占める比率は高いんじゃないか? ということで、国別に最大の経済都市が国のGDPのどれだけを占めるのかを計算してみた。

GDP世界一の都市・東京
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