昭和30年代前半、日本テレビのニュース番組で行われた画期的な試みとは?

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現在、朝・昼・晩と、毎日のようにテレビで放送されているニュース番組。昭和30年代前半、日本テレビのニュース番組『NTVあさのニュース』では、ある画期的な試みが行われた。それは今では当たり前となっていることなのだが、みなさんはご存知だろうか?
著書『「はじめて」アレを生んだ仰天アイデア200』によると、その試みとは「アナウンサーが画面に登場して原稿を読む」こと。

今ではニュース番組にアナウンサーが登場するのは当たり前の光景。ある特定のアナウンサー見たさに番組を選択する人もいるくらいだ。が、はじめてアナウンサーがテレビ画面に登場した当時はまったく画期的な出来事だった。ラジオから聞こえてくるのは声だけ。放送を開始したばかりのテレビも、ラジオと同様、映し出された映像にかぶせ、音声だけのアナウンスが入る方式だった。
こんな時代に大きな改革をもたらしたが日本テレビである。1956年(昭和31年)8月から放送を開始したニュース番組『NTVあさのニュース』で、日本で初となる画期的なシステムを採用する。アナウンサーが画面に登場し、視聴者に語りかけるようにニュースを読み上げる方式だ。
『NTVあさのニュース』は、たちまちのうちに大評判を呼び、慌てた他局も続々とニュース番組変革に乗り出していく。これをきっかけに、今では当たり前となった『ニュース番組の顔といえばアナウンサー』のシステムが確立されていく。

参考:著書『「はじめて」アレを生んだ仰天アイデア200』

(written by けいぼう)

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