グローバルな時代には必須!? 世界で通用するビジネスマナー
ビジネスを行う上で、必要不可欠な「マナー」の数々。グローバル化が進んだ現代では、国内や日本人同士だけに留まらず、世界各国の人々とビジネスの場で接する機会もあるのではないでしょか。
本書『世界標準のビジネスマナー』では、メールの書き方、パーティや会食でのふるまい、洋服の選び方や話し方をはじめとした、おさえておきたい世界で通用するビジネスマナーを一通りしっかりと学ぶことができます。
企業や組織を構成する、さまざな文化圏の人々。あるいは外交関係にある国もまたさまざま。そのため、ビジネスマナーにおいても、それぞれの国よって異なる慣習があることを知っておかなくてはなりません。
たとえば、初対面の相手との良好な関係を築くきっけともなる、握手。「初対面を印象づけ、別れ際の気持ちを伝えることもできる、言葉を使わない貴重な交流手段」である握手は、かつて女性から片手を差し出されるのを男性が待たなくてはならない時代もあったのだそうです。
まず、基本的な正しい握手の仕方は以下の通り。
① 親指を上にして人差し指との間を開き、他の指は揃えて片手を差し出します。わずかに前かがみになると配慮が伝わります。
② 相手が差し出した手の内側にすっと手を滑らせ、互いの手のひらを触れ合わせます。
③ 親指の付け根をしっかりと組み合わせましょう。
④ 肘から先を軽く上下させます。
しかし、国によって握手の仕方も大なり小なり異なっているようです。たとえば握手の際の、力の入れ方にも国によって差異があるようで、ベルギー、ルクセンブルク、オランダ、あるいはフランス、イギリスなどでは軽く短い握手をする一方、ボリビアやドイツ、デンマーク、フィンランド、アイルランド、ノルウェー、スウェーデンをはじめとする国々では、力強い握手。
またブラジルでは「出会ったときには長々と握手をして、抱擁を交わし、本物のキスの代わりに頬をすり合わせ」、ロシアでは「しっかりと握手を行なって挨拶し、親族や親しい友人とは抱擁を交わし、両頬にキス」をするそうです。ちなみにそのロシアでは、敷居をまたいでの握手は不運を招くと考えられているため、必ず部屋に入ってから握手をするよう心がけていた方が良いとのこと。
握手ひとつとっても、国によって異なるそれぞれのマナー。知らぬ間に相手に不快な思いをさせ、ビジネスに支障をもたらしてしまわないためにも、おさえておきたいポイントが満載の一冊です
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