【Interview】大反響!人工知能によるファッションセンス学習アプリ「SENSY」の今

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人工知能がユーザーのファッションセンスを学習し、専属のスタイリストのごとく世界中のECサイトから、個々の感性に沿った商品を提案してくれる、AIロボット型のアプリ「SENSY」。

4月には1.4億円の資金調達にも成功。新たな局面を迎えた感がある。

リリースから約7か月。アプリを取り巻く環境は、どのように変化したのだろうか。

カラフル・ボード、代表取締役CEO/公認会計士の渡辺 祐樹(わたなべ ゆうき)氏を、再び直撃した。

・リリース時から新たな機能を実装

Q1:リリースから半年以上経ちましたが、ユーザーの反響など、現在の状況はいかがでしょうか。

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おかげさまで、たくさんのメディアに取り上げられており、多くの反響をいただいております。

現在、アプリ自体はベータ版に近い状況ということで、課題も多々あります。

ユーザーからもご指摘をいただいておりますので、今回の資金調達を受け、エンジニアを中心に人材補強をし、ユーザーニーズに応えるべく、開発を加速させております。

秋前には、皆さんのご意見を反映しながら、新たな「SENSY」を提供できるかと思っております。

Q2:機能や提携ブランドなど、最初のバージョンから変わった点がありましたら、お聞かせください。

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リリース当初は、参加ブランドは約1600でしたが、現在、米アマゾン・ドットコム傘下のショップポップ・ドットコムやイタリアのユークス・グループと提携できたこともあり、2465ブランドまで、増やすことができました。

リリース当初とのサービスの違いは、お気に入りアイテムの値段が下がったときに、ほぼリアルタイムで通知する機能や、パーソナライズされたアイテムのまとめを提案する機能が追加になり、人工知能アルゴリズム自体も、日々改善しています。

リリース当初では、提案アイテムに偏りもあったのですが、それをうまく分散するアルゴリズムも適用しています。

・ライフスタイル全般の情報プラットフォーム構築をめざす

Q3:このたび資金調達にも成功し、「SENSY」は次の段階に入ったのではないかと思われます。これから本アプリをどのように育てていかれるのか、未来への展望についてお聞かせください。

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「SENSY」は2人目の自分として、自分の分身のような人工知能ロボットを作り出し、ファッションの分野のみならず、食、音楽、映像、旅行、ヘルスケア等、ライフスタイル全般の情報プラットフォームを、インターネット上に構築することをめざしています。

ファッションの分野では、リアルとの融合をめざしています。今年の3月には、人工知能「SENSY」を使用し、ブランドの実店舗での接客サービスの実証実験を行いました。人工知能「SENSY」が、販売員のように商品を薦めることで、お客さまに「新しいショッピング体験」を提供したいと思います。

今後は実店舗での取り組みを受け、人型ロボットや各社のECサイトにも、人工知能「SENSY」を提供していく予定です。また、年内には、ファッション以外の他分野でも、提携を進めていきたいと考えています。

「これからの生活において、人工知能は当たり前の存在になっていくと思う」。渡辺氏は、そう予見する。AIジャンルを牽引する存在になり得るか、「SENSY」の今後に期待したい。

ファッションスタイリストアプリ SENSY

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