大相撲の土俵の上にある屋根って、なんで浮いてるの?
画像:白鵬オフィシャルブログより
大相撲の夏場所も10日目を終え、横綱の白鵬が1敗、それを大関対決を制した稀勢の里や、関脇で2場所連続勝ち越しを決めた照ノ富士など、計5人が2敗で追う混戦状態となっている。
大相撲の中継を見ていて、ふと疑問に思ったのが、「土俵の上にある屋根って、なんで浮いてるの?」ということ。正確には吊るしてあるのだが、柱があれば吊るす必要もないのでは?みなさんは、なぜこの屋根が吊るされているのか?なぜ柱が無いのか?ご存知だろうか・・・。
実は、この「吊り屋根」、もともと柱があったのだが、ある理由でその柱を撤去したのである。その理由とは、なんと「テレビ中継の邪魔になるから」!
1953年にスタートした相撲のテレビ中継。その前年の秋場所、「テレビカメラのジャマになる!」という理由で、それまで土俵上の屋根をガッチリ守ってきた四隅の柱が一斉撤去!(代わりに4色【赤、青、白、黒】の房が下がっている。)
以来、縦横10メートル、高さは8.6メートル、総重量6トンの屋根は、60トンの重量に耐えられる太さ2.2センチのワイヤーで支えられている。柱を撤去されて以降、テレビ中継時はもちろん、「館内のどこからでも見やすくなった!」と、観客にも大好評なのだとか。
参考:「スポーツ報知」(1999.05.13)「朝日新聞」(2003.07.03)
(written by けいぼう)
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