一目置かれる、大人おしゃれのポイントとは?
ファッションやインテリア、暮らしのスタイルは、年齢とともに徐々に変化していくもの。今まで着こなしていた洋服が、どこか違和感を感じるようになってきた反面、意外なデザインや色が似合うようになってきた、といった経験に思い当たる節のある方も多いのではないでしょうか。
20代のころはファッション関係の仕事、その後、インテリア業界に転職し、以後20年以上、インテリアスタイリストとして活躍中の石井佳苗さん。そんな彼女の新刊『DAILY LIFE 日々を愉しむ大人のおしゃれと暮らし』では、長年のスタイリスト経験を生かし、ファッション、インテリア、そしてライフスタイル全般に及ぶ、スタイリングの提案がなされていきます。
50代を目前に控え、「今、心地いいのは、肩ひじ張らない大人のカジュアルなファッションやインテリア、暮らし方」と、シンプルとカジュアルを自らのスタンダードにしているという石井さん。
たとえばファッションならば、シンプルな白というカラーを選んでも、さまざまな素材を生かした、大人のホワイトコーディネートを楽しんでいるといいます。
「白は光を反射する色なので、素材感がダイレクトに伝わってきます。例えば、麻のざっくりとした感じや、上質なコットンのツヤ、起毛したウールのあたたかみ、スウェット生地のマットな風合いなど、同じ色でもそれぞれに表情豊か。素材違いでコーディネートしても素敵だし、クリーミーなバニラ色からアイボリー、ベージュに近いホワイトまでグラデーションでコーディネートしてもおしゃれです」(同書より)
このとき重要なのは、足元はカジュアルにするなどして、抜けやハズシを作り、かっちりと仕上げ過ぎないようにすること。このことはインテリアにおいても大事なポイントなのだそうです。
インテリアにおいても、年代の違う物や異素材のアイテムをミックス――たとえばダイニングテーブルやチェアも、セットのものを選ぶより、違うデザインのものを組み合わせたり、白で統一されたインテリアには色のクッションを、アンティークな空間にはモダンな雑貨を抜けやハズシとしてもってくることで、オリジナリティが生まれ、こなれた印象となって目を惹くことができるのだといいます。
石井さんのオススメは、アクセントとしてヴィンテージアイテムをもってくること。ヴィンテージのアイテムは他の家具とも合わせやすく、しっくりと馴染むのだそうです。
シンプルかつカジュアルでありながら、おしゃれな大人のスタイル。さっそく日々の生活に取り入れてみたくなるファッション、インテリア、ライフスタイルのポイントが満載です。
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