八王子ラーメンで人気NO1の店に行ってみた @東京都八王子市『タンタン』

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今回は「八王子ラーメン」の中でも、大御所と呼ばれている『タンタン』を紹介してみましょう。
まず、この店に行った事がなければ「八王子ラーメンを語る資格なし!」って程の名店で、行列の長さもピカイチの超人気店です。

「八王子ラーメンとは?」

何度も説明するようで恐縮ですが、とりあえず初めて「八王子ラーメン」と言う言葉を耳にする「一般ピープル」の方々も多かれ少なかれ存在すると思われるので、一言で説明しておきますと

「タマネギの微塵切りが乗ったラーメン」

が「八王子ラーメン」って事で良いと思います。他にも「基本的には豚骨や鶏ガラとの節系(魚介)ダブルスープ」とか醤油味とか、繊細なスープに合わせて麺は細麺がデフォとか、色々とあるのですが、一言で言うと「タマネギ=八王子ラーメン」が分かりやすいと思います。

ちなみに、やたらと「タマネギ」をフィーチャーしてきますが、八王子的には

「さして玉葱を栽培もしていなければ、言うほど玉葱が好きでは無い!」

と言う程度のモチベーションですので、そこら辺のところは御了承下さい。

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『タンタン』は土日祝日が定休日である!

しかも営業時間は「11:00~14:30」ですが何か?

もはや、この時点でラーメン屋としては異常に敷居が高いと言うか、一般的なサラリーマンには「ほぼ無理ゲー」だと思うのですが、とにかく『タンタン』のラーメンは人気があります。

どのくらい人気があるのかを、分かりやすく言うと

「ラーメン二郎野猿街道店2より並ぶ事がある!」

と思って頂ければ、その行列ぶりが把握出来ると思います。筆者も開店10分前に並んだにも関わらず、普通に13番目くらいでした…

そして店を出る頃には20人近い行列が…

まあ、普段はせいぜい10人くらいの並びでしょうが、八王子で10人並ぶと言う事は『ラーメン二郎 三田本店』のある都心部ならば、100人の行列に相当すると思って間違いないでしょう。

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『タンタン』はチャーシュー麺がイチオシ!

そして、やっとの思いで入店します。店の入り口の右手にウォータークーラーとコップがあるので、それらを持って指定された席に着きます。

壁にあるメニューを見ると、あれこれ惹かれるモノがありますが、今回は基本に忠実と言う事で

「並ラーメン」(500円)

をオーダーします。オーダーすると麺の茹で加減を聞かれるのですが、コレも基本と言う事で

「普通でお願いします」

となります。いや、確実に「大チャーシュー」とか「特チャーシュー」に行きたい衝動に駆られる筆者ですが、このシリーズは「普通(並)縛り」で通しているので仕方ありません…

あと大半のお客さんが、チャーシュー麺で「ネギ増し」にしていたのも気になりますが、これも記事を書く為に泣く泣く諦める方向です…

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『タンタン』で並ラーメンを食す!

そして、あれこれ言う割には、さっさと実食になる勢いで御座います。

いや、本当は色々と書きたいし写真も撮りたいのですが、何せアイランドシートと言うか「補助席」的な壁側の席に座ったので目の前が「壁」でして、あまり店内の写真を撮れなかった的な何かです。

なので、ココは前戯なしで、いきなりレポっちゃう方向で進めます。

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まずタマネギですが、結構細かい微塵切り的な何かです。タマネギの量は普通でしょうか?
これなら「ネギ増し」にしても良かったかもですね。スープに浮かぶ油とイイ感じにフュージョンしています。

スープは他の「八王子ラーメン」と比べると、動物系(鶏ガラ?)の出汁が効いている感じで、鰹節や煮干しなどの魚介感は少な目です。
でも鶏ガラも丁寧に処理しているようで、スープ自体の香りは「節系」の魚介スープですね。

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『タンタン』のスープは豚骨も使っていると言う説もありますが、あまり豚骨感はありません。
個人的な見解ですが『タンタン』ではチャーシュー麺が大量に出るので、豚肉と言うかチャーシューの方から出る旨みが加わった醤油ダレかと思われます。

醤油も控えめで、全体的には薄味と言うかサッパリ系ですが、スープとしてはシャープで非常に美味しいと思います。

あまり多くの材料をゴテゴテ煮たスープではなく、洗練された少数の材料の持ち味を最大限に引き出した感じです。

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麺の方は細麺で、かなりスープの絡みが良いです。加水率も細麺にしては低めなのか、結構いい感じに醤油色に染まっていきます。

確かに、この麺だと「堅め」でオーダーする人が多いのも納得ですね。
でも、食べた事もないラーメン屋さんで、いきなり「麺堅め」をオーダーするのもダサいので、最初は「普通」で様子見するのが正解でしょう。

そもそもが「麺堅め」って言っておけば通っぽいみたいな、昨今の風潮は如何なモノかと思います。

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チャーシューが秀逸な『タンタン』

若干、海苔やメンマなどは普通と言うかインパクトはないので、さして褒め称えるほどの要素が無い事は否めません。

しかし!

この『タンタン』のチャーシューは確実に美味しいんじゃないでしょうか?

チャーシューも割と薄めな味付けですが、イイ感じの塩加減と言うか絶妙な塩分で美味しいです。
最近はわりとガッチリ「醤油味」なチャーシューが多いのですが、こんくらいの加減の方が細麺には合う気がします。

肩ロースなので肉と脂のバランスも良いですね。柔らかく肉の味も楽しめます。やはりチャーシューは肩ロースが一番でしょう。

これは確かに「チャーシュー麺」をオーダーする人が多いのも納得のチャーシューですね。
筆者は記事的な縛りで「並ラーメン」ですが、これから『タンタン』に行こうと思っている人は

「チャーシュー麺、ネギ増しで!」

が正解かと存じます。いや、むしろ「大チャーシュー麺」や「特チャーシュー麺」にすべき案件です。
ってか、初めて『タンタン』に来たなら、絶対に「チャーシュー麺」を食べて下さい。お願いします。

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八王子ラーメン『タンタン』 総評

流石は「八王子ラーメンでNO1」と呼ばれている『タンタン』ですね。スープも麺も言う事なしです。特にスープに関しては「八王子ラーメン」の極みに達していると思います。

前回の『吾衛門』も超絶にレベルの高いラーメンだったのですが、この『タンタン』も間違いなく名店だと思います。

そしてチャーシュー… このチャーシューが『タンタン』の人気の秘密なんじゃないでしょうか?

ぶっちゃけ500円のラーメンに、あの大きさのチャーシューは反則でしょう。これを食べたら次からは『大チャーシュー麺』(800円)が食べたくなるに決まっているじゃないですか。

あと『タンタン』と1㎜も関係ない私的な事で誠に恐縮ですが、あえて言おう!

「八王子はチャーシュー麺縛りにしておけば良かった!」

と… 「八王子ラーメン」の記事を最初から「チャーシュー麺縛り」で書いておけば、何も問題なかったのではないのか?

そう思わせるほどに『タンタン』のチャーシューは美味しかったと言う事です。

それでは、みなさんもの『タンタン』で、チャーシュー麺を食べて見て下さい。八王子ラーメンの魅力にはまる事、間違いなしですよ。

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タンタン

住所    東京都 八王子市 子安町 1-30-6

営業時間  11:00~14:30

定休日   土日祝日

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