衣替えの季節におすすめ。アロマオイル防虫剤のつくり方
暖かい日が多くなり、そろそろ衣替えした方も増える季節だが、シーズンが終わった後の衣類はどうやって保管しているだろうか。市販の防虫剤を一緒に入れて保管するというのが一般的だが、防虫剤の匂いが苦手という方もいるだろう。
そんな方におすすめなのは、アロマオイルを使った防虫剤だ。今回は、アロマオイル(精油)を使った衣類の防虫対策を、K’s Aroma主宰の橋本裕子さんに伺った。
まず、アロマを使った防虫対策には、どんな種類が?「一番手軽な方法は、アロマスプレーを使ったサシェ(香料や乾燥させたハーブを入れた小袋)です。無臭のペーパーフラワーやドライフラワーにアロマスプレーを吹きかけ、オーガンジーの袋に入れるだけ。ペーパーフラワーは100円ショップなどでも購入することができます。オーガンジーの袋は通気性が良く、香りが出やすいのでおすすめです」
では、アロマスプレーの作り方は?「材料は、全てアロマショップで手に入ります。ビーカーやガラス棒があれば便利ですが、なければアトマイザー(スプレー付き容器)に直接注いで混ぜてつくることもできます。つくり方のポイントは、始めに無水エタノールと精油を混ぜること。精油は水に溶けないので、必ず順序を守ってください」
橋本さんに教わったアロマスプレーのつくり方をご紹介しよう。
●アロマスプレーのつくり方
<材料>
・精製水…30ml
・無水エタノール…20ml
・好みの精油…30滴(濃度3%、オーデコロン濃度)
<つくり方>
1.無水エタノールをビーカーに注ぐ。なければ、容量50mlのアトマイザーに直接注ぐ。
2.好みの精油をビーカーに加え、ガラス棒で混ぜる。なければアトマイザーに直接加えてふたをし、アトマイザーを振って混ぜる。
3.精製水をビーカーに加え、ガラス棒で混ぜる。なければ2と同様、アトマイザーに加えて混ぜる。
アロマスプレーと聞くと敷居が高く感じられるが、意外と簡単につくれるようだ。では、アロマスプレーにおすすめの精油は?「精油30滴分でおすすめの配合は、ローズウッドを15滴、パチュリー9滴、ラヴィンサラを6滴です。アロマオイルは植物から抽出されたものなので、すべてのアロマオイルには何かしらの虫よけ効果があります」
ちなみに、ローズウッドのかわりにラベンダー、ラヴィンサラのかわりにローズマリー、ユーカリ、ティートリーなどでもOKだそうだ。「なかでも“パチュリー”は、シルクロード時代から、インド産のカシミヤショールを運ぶ際に、乾燥した葉を布の間に挟んで使われていた、という話しがあります」
パチュリーはかなりの昔から、布の虫よけに使われていたそう。アロマオイルはペーパーフラワーのサシェ以外に、「重曹アロマサシェ」がおすすめとのことでレシピを教えていただいた。
●重曹アロマサシェのつくり方
<材料>
・重曹…60g
・(上記で配合した)アロマオイル…30滴分
・ビニール袋
・だしパックorティーバッグ
・好みの布とリボンor巾着袋
<つくり方>
1.ビニール袋に重曹を入れて、アロマオイルを加え、振りながらなじませる。
2.だしパックに1の重曹を入れて、布で包み、リボンで口を縛る。
布で包むのは、衣類にアロマオイルの色移りを防ぐためとのことだ。
ペーパーフラワーのサシェは約2週間、重層アロマサシェは約1ヶ月効果が続くそう。香りがなくなったら、アロマスプレーを吹きかければまた同様に使用できるとのこと。アロマオイルによっては注意事項もあるので、用法を守って楽しみたい。●取材協力
K’s Aroma 橋本裕子さん
元記事URL http://suumo.jp/journal/2015/05/08/83301/
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