アッシャー/アンソニー・アンダーソン/ファレル/ビッグ・ショーンらが黒人学生のための奨学金を寄付
米俳優でコメディアンのアンソニー・アンダーソンをはじめとする著名人たちが、United Negro College Fund(UNCF/黒人大学基金連合)と協力し、大学の学位を取得する学生たちに向け奨学金を寄与することになった。
ハワード大学に通っていた際、授業料や生活費を工面するのに苦労し、自身も3年生まで一部奨学金を受けていたというアンダーソンは、「両親は俺を学校に行かせる余裕がなかったから、良く分かるんだ」とコメント。彼は4月26日にアメリカで放送された番組『第36回 UNCF An Evening of Stars 2015』で司会を務めた。
アンダーソンの他、アッシャー、トニ・ブラクストン、ファレル・ウィリアムス、ケヴィン・ハート、ビッグ・ショーン、バスケットボールのクリス・ポール(ロサンゼルス・クリッパーズ)らが寄付するトータル50万ドル(約5,950万円)以上の奨学金が、20名の学生に対して給付されるという。
アンダーソンは「我々は学生の肩の荷を軽くする手助けをするために集まった。学生たちが次の食事や次の学期の授業料、住む場所のことを心配する必要はもうない。やらなければいけないことは、ただ本を開いて勉強することだ」と語った。
ハート、ポール、ウィリアムス、アッシャーはビデオ映像で登場し、各々の奨学金の受給者たちを驚かせた。ビッグ・ショーンもマイルズ大学聖歌隊と一緒に録画した「One Man Can Change the World」のパフォーマンス映像を披露した。
受給者は、成績評価点の状況や財政援助の必要性をどう表わしたかなど、異なった基準によって選ばれた。
アンダーソンは、この奨学金がスラム街出身の子供たちにとって“他のみんなと同じように成功する”ためのチャンスになることを望んでいる。
カリフォルニア州の貧困地区コンプトンの出身であるアンダーソンは、「スラム街にも素晴らしい才能があるが、その才能たちを開花させる機会が常に持てるわけではない。UNCFと一緒にやることでそれが可能になるのです」と話した。
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