中トロを天婦羅にした『まぐろ天丼』を食す! @横浜『豊野丼』
今回は筆者も好きな『豊野丼』の記事で御座います。いや、正直『豊野丼』に関しては、記事を書き過ぎた感は否めないのですが、あえて言おう!
「旨いモノは何度でも紹介する!」
まあ、筆者の記事を全て見ている人がいるとも思えないので、たまには「おさらい」的な何かで、今更ですが『豊野丼』をアピールしても良いと思うのです。
マグロを天婦羅にするってどうなの?
基本、筆者は寿司が好きです。大好きです。特に「ヒカリ物」と言うかコハダとかサバとかイワシとかアジとか超好きです。夏はコハダとビールで夕暮れを楽しむのが生き甲斐となっています。
そんな筆者ですがマグロも嫌いじゃありません。いや、むしろ好きか嫌いかって聞かれたら「愛してる」ってくらいだし、中トロの旨い奴はリスペクトに値すると思っているし、「赤身のヅケ」も超好きです。他にも寿司屋に行けば
「鉄火巻き」
は必ず頼むし、ちょっと予算的に厳しいけれども、とりあえず寿司屋にいったら「中トロ」は必ず食べたい俺が居ます。
しかし!
そんな「中トロ」も天婦羅にしたら、どうなのか? う~ん… あまりマグロの天婦羅って聞いた事が無いような気がしますね。
ちなみに筆者が尊敬する『ネイチャー・ジモン』(寺門ジモン氏)が、とある番組で「松坂牛」の素晴らしい肉を天婦羅にしてもらったものの
「肉の脂と天婦羅の油で訳分からなくなっちゃう」
みたいな結論に至り、まあ、そうですよね~と思った次第です。
つまり、「マグロの中トロ」を天婦羅にしても、さして有り難いモノでは無いんじゃないか?
みたいな先入観があり、ちょっとマグロの天婦羅は敬遠していたのです。
CKBの小野瀬雅生氏も絶賛の『まぐろ天丼』
そんな訳で『豊野丼』に『まぐろ天丼』がある事は知っていたのですが、ちょっと様子見していました。
結果、どうやら割と好評のようで、あの小野瀬雅生さん(クレイジーケンバンドのギターリスト)も太鼓判を押しています。
つまり、これは食べておいた方が良いかなと言うか、食べておかないとヤヴァィってレベルなのかもしれません。
流石に東の横綱『豊野丼』は一味違った!
噂によるとマグロでも「中トロ」の部分を天婦羅にして、丼にしているとの事… 脂と油はちょっと不安な組み合わせです。
しかし!
そこは東の横綱『豊野丼』の大将。セクハラトークとダジャレが多いだけじゃない! 横綱の実力を見せてくれました。
「レアのようでレアではない」
この絶妙な揚げ加減… やるじゃない。
あまり熱を入れ過ぎると普通に「ツナ缶」の味になってしまう可能性が高いマグロを、いい感じの所で止めるセンス…
これが『豊野丼』の神髄なのかもしれませんね。
店がキタナシュランとかトークがキツいとか、色々あるかもしれない『豊野丼』ですが、天丼の味に関しては筆者も脱帽です!
サイドを固める「野菜の天婦羅」も歪みない件
若干、『まぐろ丼』とは言うものの、さしてマグロは入っていないと言うかボリューム的に微妙で御座います。
しかし、そこは流石の『豊野丼』ですね。野菜の天婦羅とタレで御飯が進みます。この基礎というかバックボーンがあってこその天丼かもしれません。
ベースがしっかり固めてあるので、多少は冒険しても「天丼」としての完成度はゆらぎません。
『まぐろ天丼』 総評
いや、筆者の「マグロは天婦羅に適さない」と言う持論は崩れさりました。マグロも十分に天婦羅の素材として、美味しくなる可能性を秘めています。
若干、そのコストと言うか「お値段」的な何かを考えた場合、他の具材と比べて、どの程度の優位性があるのかと聞かれると微妙な気がしないでもありません。しかし逆に、そういう
「暇を持て余した、神々の遊び」
みたいなメニューを食べておくのも、人生経験として重要かなとも思います。こういう機会を逃さずに食し、自分の経験として糧にする才能って、凄く大事だと思うんですよね。
天婦羅屋さんにも、寿司屋さんにもタブーとされていた
「まぐろ中トロの天婦羅」
を東の横綱と呼ばれる天丼屋さんで食べられたのは、ちょっとした幸せと思って間違いないでしょう。
それでは、みなさんも是非『豊野丼』で『まぐろ天丼』を食べてみて下さい。中トロの天婦羅なんか滅多に食べられないと思うので、この機会を逃す手はないと思いますよ。
豊野丼
神奈川県 横浜市 南区 真金町2-18
営業時間 11:00~15:00
17:00~21:00定休日 日曜日
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。